バイオ株分析

世襲制バイオベンチャー企業 (デ・ウエスタンセラピテクス研究所 4576)

   2年前に簡単に書いたのですが画像付きで改めて書いてみます。

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バイオベンチャーというのは
企業というより何かを発明する
研究者という側面が強いと思っていて

やろう!と決めた人のモチベーションとか
研究に没頭する姿勢が一番かと思います。

例えるなら
スポーツ選手と同じで実力がないと生きていけない世界かと思うので

だからこそファミリー企業とか
世襲制とは縁遠い世界だと思ってます。
しかし、そんな企業があるのですね!

デ・ウエスタンセラピテクス研究所は
緑内障の薬を研究しています。

パイプラインもいろいろあり
実際発売している目薬もあります。
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実際に販売開始しています。

全画面キャプチャ 20160211 221927ただ副作用がいろいろとでていることもあり!?

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業績はなかなか黒字になりません。

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そんなデウエスタンなのですが、世の中にはなかなかない世襲制バイオベンチャーです。

会長は 日高 弘義さん
社長は 日高 有一さん

です。

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世襲制させたい気持ちは
親としてはわかるのですが
子供に研究者の腕がなければ
意味がないような気もします。

そこで経歴をみてみますと
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有一さん三菱東京UFJ銀行から転職して社長になっています。

UFJを捨ててまで転職したいバイオベンチャーというのは不思議な感じもします。

銀行員が突然緑内障の研究をやるように。
と言われて困惑して終わると思います。

三重大学との協業なので
学生が研究をしているとは思いますが
それだったら息子ではなく
ずっと支えてくれている部下の研究員が
社長をするべきではないかと思うのです。

まぁ、父の人生のレールの上を歩かざるをえない
社長も大変ともいえるかと思いますが。。。

でもバイオベンチャーと世襲制は
やはり噛み合わせが悪いのではないかと思いました。

追伸
ずっと赤字だと倒産しないのか?ということになりますが
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上場により
多額の現金がありますので当面倒産の心配はありません。

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自己資本比率をみたら安定そのものですね。(バイオベンチャーという言葉と安定という言葉も噛み合わせ悪い気もします(^_^;)全画面キャプチャ 20160211 221555

 

 
    

 

 

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