新興・中小型株分析

自動運転のロードマップと気になること[アイサンテクノロジー(4667)]

車の運転が下手なぼくにとって自動運転はかなり気になる技術です。

そんな中アイサンテクノロジーが10/2にでたirによって株価が上がっています。
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国から受注を受けるとはまさしく国策!
国策に売りなし!なのかもしれません。

今回は
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー)
http://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/

の一環で間違いなく国策なのですが
資料を読んでいたら。

◆10/2に支援のニュースがでてあがっているが5月21日にはアイサンテクノロジーに内閣府から受託されるのはわかっていたことではないか?

◆アイサンテクノロジーは今回自動運転にがっつり関わっているのですが2017年にはお役ごめんにならないか?

◆国策とはいいもののそこまでまだ力入れているとこうことではないのでは?

という3つの疑問がでてきました。
資料をみながら書いていきます。

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こちらが内閣府の資料です。
投資するしないに関わらず読んでて面白いですね。

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こちらがロードマップになります。

2020年に多分トヨタはレベル3に対応した車種を販売を計画していて、10年後には完全自動運転する予定です。あっという間にやってきそうですね!

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で、ロードマップはこのような感じでさらに細かく書いています。

で、警2とか警3とか書いていますがこれは

警察が予算を出しますよー。

ということなのですね。
で、ここで気付いたのですが
思ったより予算かけていないのではないか?と思うのです。

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こちらが警察の配分予算ですがこれによると、4.16億円の一部をこちらにまわしますよー。と話しています。一部です。

ほかの内閣府とか国土交通省もそれくらいの規模です。

自動車会社全体の研究開発費が2兆7000億円

http://www.sankei.com/smp/economy/news/150522/ecn1505220056-s.html

 

なのを考えたら、全然少ないのではないか。むしろ国がお金を出しても出さなくても同じではないかと思います。

で、内閣府の該当ページなのですが

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②衛星測位活用に向けた基礎評価に関する調査

<2015 年度より、経済産業省施策(経 6)にて施策を実施>

内1-②-142014 年殿所要経費:0.1 億円

研究責任者:細井 幹弘

(所属) アイサンテクノロジー(株) 研究開発知財本部 部長

研究実施機関: アイサンテクノロジー(株)、衛星測位利用促進センター、

東京海洋大、JAXA

と、書いてあります。

5月の時点で
アイサンテクノロジーの細井氏が
研究責任者に選ばれています。

で、今回内閣府から受託されていますが
それは初めからわかっている話なのではと思います。

で、ロードマップを、みていて思ったのですが
[Ⅰ] 自動走行システムの開発・実証

① 地図情報高度化(ダイナミックマップ)の開発

はアイサンテクノロジーの技術分野なので積極的関わると思いますが

② ITS による先読み情報の生成技術の開発と実証実験
③ センシング能力の向上技術開発と実証実験
④ ドライバーと自動走行システムのHMI技術の開発
⑤ システムセキュリティの強化技術の開発
⑥ 自動走行システムの早期実現化に向けた事業化研究と実証実験
はどうなのかと思います。

アイサンテクノロジーは
測量、土木ソフトの会社なので
地図に関してものすごくはわかるのですが
あとの分野は地図にそこまで関係かるのかなぁ。
と、思うのです。

そうなると、この研究が終わって次のステージにいった時に活躍の場がなくなるのではないか心配になります。

もちろん実用化されて地図の使用料とか
もらうことになったら、凄まじい金額を受け取れるかもしれません。1台10000円使用料がもらえるのならば今の価格は格安になりますね!新車の1/10自動運転なら100億円の売上になります。アイサンテクノロジーは現在の売上は30億程度なので、全然違う世界になります。

未来が技術によって変わる事は
考えただけでドキドキします!
実用化が楽しみですね!

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