ipo分析 新興・中小型株分析

ソフトブレーン(4779)への敵対的買収についてまとめてみる。


少しネタが古いのかもしれませんが新年ということでまとめてみました。^^:

むかしライブドアがニッポン放送株を買い占めて買収を仕掛けた事がありました。

買収というのはお金の問題よりも
双方の感情の問題もでてしまいます。
確かに大金を叩いた人が突然『俺が親分!』とか言われてもいい気持ちはしません。

しかし、感情論だけではビジネスは成り立ちません。
上場会社ならなおさらです。
その前に対策を打たなかった方が悪いという考えもできます。
初めから買収されないような仕組みを手を打てばそうなれなかったはずです。

ビジネス用営業ソフトを販売しているソフトブレーンが

フュージョンパートナー(現 スカラ)に敵対的買収をかけられています。

規模としてはソフトブレーンの方が大きい会社なので全くいい気持ちではないですね。

確かに突然50%近く買い占めていますね。

で、8月から業務提携の話をしていますが

で、先ほどソフトブレーンはスカラとの交渉を打ち切りを表明していますが

で、スカラの方は「話せばなんとかなる。」とのスタンスのIRを出しています。

この話本当にライブドアとニッポン放送との関係に似ているなあ。と思うのですが1つだけ大きな違いがあります。それはライブドアの時はニッポン放送がライブドアの株を買取解決したのですが、ソフトブレーンが同様のことをするのにはお金が足りないということです。

現在スカラが保有している株の価値は60億程度ですがソフトブレーンは27億しか保有していません。ということは株を買い占めて解決というのは難しいと思います。

今になって思えば大株主の合計が30%程度というのは買収される可能性があったということになりますね。しかし、本当に買収するというのはなかなかないわけで本当にまさかだったと思います。

この結末どうなるのでしょうか。正直、敵対的買収で突然連結子会社というのは礼儀に反すると思うのですが、現状ソフトブレーンがかなり不利のような気がします。(もちろん裁判等でどうにかなる場合もあると思いますがあまりソフトブレーンの株主に有利ではない状態でしかどうにかならないと思います。)

 

そんなライブドア、ニッポン放送事件に似たような事が2016年起きるとは思わなかったし、
2017年どんな結末を迎えるのか今から興味が湧くのでありました。

     

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