新興・中小型株分析

年末の大掃除には「激落ちくん」(レック 7874)

12月になりました。
年末といえば大掃除です。

別に先月とか来月大掃除をしてもいいのではないかと思うところもあるのですが
そうならないのが年末の力なのかもしれません。
今年のことは今年のうちに終わらせたいというのもわかりますね。

ラックは生活雑貨を色々販売していまして

一番のメインは劇落ちくんかと思います。

洗剤がいらない画期的なスポンジです。

最近では水の激落ちくんも販売されています。

アルカリ性が汚れを落としてくれるので部屋中がピカピカになるのですね。

(株ブログというよりネット通販に記事になってきましたね。)

激落ちくん以外にもしょうゆ差しや

ピッフックなど様々な生活用品を販売しています。

大口顧客が100円ショップになってますのでセリアの成長が続くのであれば激落ちくんも成長するのかもしれません。

 

最近、レックは上方修整があったのですがその理由が
・原価が安くなった。
・工場での生産性向上。

という根幹的な部分の改革になっています。

第二四半期を見て見ますと
それによる効果が結構大きいように思います。経常利益が一気に利益が二倍です。

レックの一番の売上が大きいところは年末になりますので第三四半期なので
この利益率が続きましたら下期も上方修正が望めますね。

ただ、書いていながら激落ちくんはちょっと前からずっとあるものなのに
なぜ毎年売上が安定して伸びていくのだろうか。という肝心なところは
よくわかりませんでした。

有価証券報告書を見て見ますと劇落ちくんに限らずほぼ全ての生活用品が堅調に売れていますし

半年経ちました短信を見ても堅調に推移しています。


これからも安定的に成長するのであれば株価もまだまだいくのかなぁ。とも思うし
とはいえ人口が増えないのでお掃除需要が伸びる事はあまり思えないのも事実です。
もちろん他社からシェアを奪っているというのが一番かとは思いますが
その限界点ってどこになるのかなぁ。と書いていて思うのでありました。

それにしても売上は安定して伸びているのに

株価は五年ほど100-1500のボックスで推移していてやっと今年ブレイクした感じがします。

株価のうごきは生命の神秘並みに不思議なものかもしれませんね。

追伸

レックの永守社長は

日本電産の永守社長さんの息子さんにあたります。

社長と才能という遺伝子はひきつがれるものなのかもしれませんね。
(もちろん一番基本人の努力だと思いますが^^;)

2016/12/11 記

■2017/02/04 追記

ということで上方修正が発表されました

年末の劇落ちくんの利益が生まれる前に春から秋にかけて利益が生まれる仕組みを作った
レックの素晴らしさだと感じます。

でも、投資家は簡単に言葉ではいうものの原価を下げるということは相当な創意工夫が必要になるのですね。
それこそドラマ化したら面白そうな題材な気もします。
(本当にドラマ化したら赤字でないのに「倒産の危機」と話をかなり盛ってしまいそうです^^;)

    

 

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