通勤中に永作博美のアコムの看板をよく見かけます。プロミスとかモビットもよくみかけますね。
こんなに看板とかCMとかうって大丈夫なのだろうか?と思っていたのですが過払い金問題も一山超えてつぶれるとかなさそうです。
消費者金融で借りるのは金利も高いのでもったいない!というのは簡単ですが、よくよく考えたら
ぼくは知人でも『お金貸して』と言われたら
どんな金利であっても断りますが
アコムは知らない人に無担保で
お金を貸すわけですから金利が高くても当然なのかもしれません&本当にここだけ運転資金で一時的に必要、しかしお金がない。という場合には役立つのかもしれません。
※当たり前ですがぼくは消費者金融を推奨しているわけでは一切ありません。
ただ、CMではよくみるもののアコムについて良く知らなすぎるのではないかと思い決算説明会資料を色々と見てみました。
ただ、知らないのに何かを語るのはおかしいのではないか。といった所もありますので
まず冷静に考えて『お金借りてももともと困っているのだから返せないのでは?』と思ってたのですが
7%は不良債権になっています。12人に1人は貸したお金を返さないのですね。
現在140万口座ありまして一年間の新規利用者は12月までの9ヶ月で16万人いまして
年間では23万人を予定しています。
23万人ってどれくらいだろうかと2015年オリコン年間アルバムランキングを見てみましたら16位安室奈美恵、17位ONE OK ROCKと同じくらいになります。スタジアムを埋めるアーティストと同じくらい人数新規お客さんになっていますね。
これで見ますとアコムのシェアは17%くらいですので、
23万人÷17%=135万人ほどカードローンで一年で借りている可能性があります。
もちろん同じ人が複数社借りていることもあるので実際はもう少し少ないかも知れません。
現在アコムは7300億円程度貸出をしています。半分以上は今年の貸出ということなのでしっかり返される方も多いということかもしれません。
ということは1人あたりの貸出額は
7300億円÷140万人=約54万円
となります。
消費者金融と同じく『借りたお金は戻ってくる。』みたいは弁護士事務所のCMも看板もよくみかけるのですがアコムだけで年間70000件返還請求があります。もう借りた人で請求したのではと思ったのですが請求件数は下げ止まってますね。
調べてみたら知らないことだらけでした。ほんとに無駄なお金は借りないのが一番です!
でも、借りたくて借りている人はあまりいないはずですので誰も助けないと
裏で暴利で悪徳金融が貸出をするはずですので消費者金融は必要なのかもしれませんね。
■追記 6/11 2015年度の決算資料より
2015年度は明確に個人ローン市場が好転(借金借りる人が多くなった)した1年ということになります。
2016年度の計画も口座数も新規のお客さんも増やしていく方針です。
これができるのも利息返還請求が1月から前年同期比が加速して減少しているということもあると思います。
書いていて思ったのですが
アコムみたいな消費者金融が好調になっていく。というのは
■ローン残高が増えるのは景気の良い証拠
■貧困で困っている人が多いので不況の証拠
どちらなのでしょうか。
もしかしたら
■景気は昔よりよくなっているが貧富の差が拡大しているため消費者金融も好調。
なのかもしれません^^;