創薬と野球は似ている
ぼくは創薬ベンチャーと野球のドラフト会議というのは似ているのでは思っています。
薬の研究はお金がかかりどれが成功するかわかりません。
しかし、成功してから何かしようと思うと本当に多額の費用が費用となります。
そこで、一番初めに結構大きな契約金を渡す。
全部うまくいくとは限らずダメだったらお役御免。
というのも創薬と野球は似ているのかもしれません。
それを書いたら前の日記のベンチャーキャピタルも同じかもしれない。
ということはリスクを伴う事業というのはどれも一緒なのかも。。。(><)
そーせいグループのビッグIR
今回そーせいグループの子会社の英Heptares社がTeva社と研究開発契約締結。
という事で大幅高になっています。
片頭痛治療薬ということで
頭痛は誰にでも訪れる病です。
それを今よりも性能良く直せるということは素晴らしいとしか言うことがありません。
このIRには
本契約により、Heptares 社は契約一時金 10 百万米ドルと研究開発支援金、さらに最大 400 万米ドルの開
発・販売マイルストンを受領することが可能となります。また本提携により Heptares 社は、販売高に応じた
ロイヤリティを受領することが可能となります。
と書いています。
400百万ドルと言えば500億円です!
今年の売上予想が117億なのですさまじい金額です。
本当に約500億円もらえるのか?
しかし、最大400万米ドルということはプロ野球の出来高契約と同じで
活躍しなければ満額受け取ることはできないということになります。
そこで、400百万ドル受けとれる可能性を調べてみました。
ここから他社の資料ばかりですみません。
薬ができるまで
一般的に薬は 前臨床試験→臨床試験→販売
となります。
今回のそーせいはこの図の契約一時金を受け取ったわけですね。
新薬発明には時間がかかります。
基礎研究から行ったとしたら2+3+3+2=10年ほどかかります。
途中で断念する薬も。。、
で、成功する可能性といえば、
はじめから研究して18%
フェーズ1から承認までというのも 22%という狭き門なのです。
5つに4つの薬は途中でお蔵入りです。。。
日本製薬工業教会
http://www.jpma.or.jp
薬の開発にはコストがかかります。
現在1つの薬ができるまで平均88億円かかっています。
なので、一時金10百万米ドル貰えたとしても開発費にあっというまに消えてしまいます。
このブログ書いていたら新薬発明というのは本当に宝探しに思えました。
よくフェーズ○の結果が良くなかったです。
というニュースをみるたびに。
「なぜ大切な試験を失敗するのだろうか?情けない。。。。」
なんて、思ってたのですが反省します。
フェーズを通過できるのが20%ということは
英検合格率 準1級と同じですので
「よく頑張ったね。」
という気持ちになります。
当事者は頑張ったんだね。で済む問題では無いと思いますが^^;
結果は時間がかなりたたないとわからない
ぼくはこのIRで暴騰しているのですが
今後のカギになるのって
400百万ドルもらえるかどうか結果が出るのは最終的にわかるのは平均して10年先。フェーズ○○までいくのには4年はかかりそう。
ということだと、思うます。
つまり、しばらくは新薬に対して答えも出ないし判らないのです。
あとはそーせいを手がけている方の興味の持続の問題の気がします。
(分野は違いますが)サイバーダインみたいにずーっと興味をひっぱれる銘柄もあれば
1年たてばこんなニュースあったっけ?と思う銘柄もたくさんあります。
今は新鮮な野菜のように興味はものすごくもってくれると思うのですが
1年たって400百万ドルGETということは絶対にないですので注意が必要です。
となると、大口さんが「現物でとにかく上げたい」と思うのであれば答えが出ない間どこまでも上げれますし
大口さんが「高値で大量に空売りしたい。」と思うのであれば、どこでも下げれると思います。
400万ドル貰えるかどうかは当分先ですので。。。
400百万ドル貰えるかどうかは当分先ですので。。
新薬発明というのは長い航海のようで夢のある仕事だと思います。
いい結果が出ることを心から願ってます!
追伸 今回は日本の事で書いていますので、アメリカはもう少し短い期間で申請ルールがあってもおかしくないと思います。
でも、どちらにしろ答えがでるときには安倍総理は総理をやめてそうですね。
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