ipo分析

MS-Japan(6539)の成長性はMS-Japanでは決めれない!?

不動産企業は売上が大きいので上場しやすいと前に書いたのですが同じ様な理由で転職、就職業というのも上場しやすいかと思います。もちろんライバル会社が多いですのでいろいろと特色をだすようになるのですが。

MS-Japanは転職応援をおこなっています。

MSっどんな意味なのだろうか?と思ったのですが有価証券報告書のタイトルによりますと

マッチングサービスとのことです。

お見合いみたいではないかと思いますが、恋愛も就職も縁が大切なので転職が一種のお見合いと考えてもおかしくないのかもしれません。

MS-JAPANに

■経理・財務
■法務

に特化した求人・転職を行なっています。

そのために、会計事務所に特化した検索サイトや

弁護士のコミュニティーサイト

会計のコミュニティーサイト

で集客を行なってそこでの集まりをメリットとして求人の情報提供を行なっているのですね。

さて、MS-Japanの資料には「高い成長可能性に関する説明資料」とご丁寧に書いているのですが


ぼくは高い成長になるのはMS-Japanの要因は少ないのではないかと思いました。

この資料を見て感じたことがありまして

ここには「景気変動に左右されにくい、管理部門、会計、法律に特化」と書いてありますが

この図を見て一番感じたことは
「売り上げの増収減収は思いっきり景気に左右されている。」
ということです。

不景気になりますと→全体的に求人が少なくなる→減収にどうしてもなると思います。

もしならないとなるのでしたら、
不景気と新サービス(もしくは新店舗)が劇的に増収が一気に起きた時のみです。
それはサーカスの空中ブランコを素人が行うと同じレベル難しいことと思います。

創業者は元リクルートなのですが

リクルートの求人・転職部門の売上は半年で1232億円です。

一方MS-Japanは会計・法律事業に特化しているとはいえ一年の売上は20億円です。
ということは半年で10億というところでしょうか。

簡単に言えば現状の規模はリクルートの1/100以下です。

これが悪いということではありません。
歴史が全く違いますので。

ただ、求人というのはどうしても人が集まるところに情報が行きやすく商売しやすい傾向があります。
なので、景気がいいときは全く問題ないのですが景気が悪くなったら
「リクルート」と「MS-Japan」どちらが先に切られやすいかといったら
リクルート・・・・・ではないと思うのです。

もちろん先述のコミュニティーサイトが会計事務所等で
知名度が増してきたのであれば別ですが

個人的に思うのは「仕事外でもそういった弁護士コミュニティーみたいなものをつくりたいものなのか?」といった疑問があります。
例えばぼくの勤務先が全国展開していたとして(実際していますが^^;)
全国の人とサイトを通じてコミュニケーション取りたいかといったら取りたくないです。
仕事は仕事。プライベートはプライベート。にしたいのです。
そう思う人が多いのでしたらなかなか人は集まりにくいのではないかと思うのでした。

もちろん使ったことがないので魅力あるコンテンツに育って行き
専門的なサイトと認知されれば
一芸になりますので不況の影響も少なくなるかと思います。
将来どうなるか楽しみですね!!!

     

-ipo分析