テンバーガーというのは
時価総額が
10億→100億より
50億→500億の方が難易度が高く
100億→1000億はさらに難易度が高くなります。
そんななかアルプス電気は
約500億→約8400億
というのでテンバーガー以上を達成しています。
しかし、最近はあっという間に半値になってしまっています。
本当にアルプス山脈ができてしまっています。(>_<)
アルプス電気は電子部品の大手で
スマートフォンの中にもさまざまな部品が使われてます。
最大の売上は車載用です。
アルファインは有名ですね!
アルプス電気の売上の74%は海外になっています。
ということは為替が大きく影響してしまいそうです。
あっという間に株価半値というのは
円高の影響なのでしょうか?
もしドル円とユーロ円が10円ずつ円高に影響したら1ヶ月で10億円営業利益が消えますので平均10円円高が一年続けば
10億円×12ヶ月=120億円営業利益が消えます。結構大きな金額ですね。
ただ、為替以上にスマートフォン業界はどこも悪化してます。そのため為替関係なく心配になることがありまして、前回下方修正をした結果がちょっと先行きが怖いなぁ。と思いまして、
第三四半期までで純利益が370億円営業で
下方修正後の今期予想が400億円
しかし第4四半期のドル円の平均レートは117円なので
第4四半期だけであげる純利益は30億円以下が予定されています。
もし今の状況が続けば
来期純利益が120億円以下の可能性もありますし、もし今より平均10円円高になれば120億円営業利益が消えるので利益なしになる可能性もあるのではないかと心配になるのでありました。
追伸
不安をいろいろ書いてしまいましたが技術がしっかりしていて世界に勝負できる企業というのは本当に頑張ってほしいと思います!
2016.3.6記
◆追記 2016.6.12
株価も持ちなおってきたことですし、
答えをあわせを書いてみたいと思います。
第4四半期は純利益が18億です。予想通りに悪い数字ですね。(ただ経常利益と差があるので実際はもう少しいいのかも。とも思います。)
で、今期の予想は320億円の利益です。さすがに120億は悲観しすぎだったかもしれません。
ただドル円の設定が110円、ユーロ円の設定が125円なので実際は下ぶれななってしまうかもしれません。
決算発表と同時に中期経営計画が発表されてましてそこにはi phone依存からの脱却を強くだしたものになりました。
このような経営計画はそれこそ一年ではわからないにしろ三年以上たつと大きな差を生み出すものだと思います。
これからどうような分野でアルプス電気の製品がより活躍するか楽しみですね!