初心者必見!株でわからない専門用語を徹底解説【完全保存版】
株式投資を始めようと思っても、専門用語の多さに圧倒されてしまう初心者の方は少なくありません。「PER」「PBR」「板」「ストップ高」など、聞いたことはあるけれど正確な意味がわからない用語が次々と出てきて、投資への第一歩を踏み出せずにいる方も多いでしょう。今回は、株式投資で頻繁に使われる重要な専門用語を、初心者にもわかりやすく解説していきます。
基本的な株式用語
株価(かぶか) 株式の価格のことで、市場での需要と供給によって決まります。多くの人が買いたがる株は価格が上がり、売りたがる株は価格が下がります。
時価総額(じかそうがく) 企業の価値を表す指標で、「株価×発行済み株式数」で計算されます。企業の規模を測る重要な指標として使われます。
配当(はいとう) 企業が株主に対して利益の一部を還元するお金のことです。年1回または2回支払われることが多く、配当利回りは「年間配当金÷株価×100」で計算されます。
株主優待(かぶぬしゆうたい) 企業が株主に対して商品券や自社製品などを贈る制度です。日本特有の制度で、投資の楽しみの一つとして人気があります。
注文・取引に関する用語
成行注文(なりゆきちゅうもん) 価格を指定せずに、その時点での最も有利な価格で売買する注文方法です。確実に取引が成立しますが、予想外の価格で約定する可能性があります。
指値注文(さしねちゅうもん) 売買したい価格を指定して出す注文です。希望価格以上(売り)または以下(買い)でないと取引が成立しません。
板(いた) 売り注文と買い注文の状況を表示したもので、どの価格にどれだけの注文が入っているかがわかります。市場の需給バランスを判断する重要な情報源です。
ストップ高・ストップ安 1日の値幅制限の上限(ストップ高)または下限(ストップ安)に達して取引が停止される状態です。急激な価格変動を防ぐための仕組みです。
約定(やくじょう) 注文が成立することを指します。「やくてい」と読み間違える初心者も多いので注意が必要です。
投資指標・分析用語
PER(ピーイーアール) Price Earnings Ratioの略で、株価収益率のことです。「株価÷1株当たり純利益」で計算され、株価が利益の何倍で取引されているかを示します。一般的に15倍程度が適正とされています。
PBR(ピービーアール) Price Book-value Ratioの略で、株価純資産倍率のことです。「株価÷1株当たり純資産」で計算され、企業の資産価値と比較して株価が割安か割高かを判断する指標です。
ROE(アールオーイー) Return On Equityの略で、自己資本利益率のことです。「純利益÷自己資本×100」で計算され、株主の投資に対してどれだけ効率的に利益を生み出しているかを示します。
EBITDA(イービットダー) Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation, and Amortizationの略で、利息・税金・減価償却費を差し引く前の利益のことです。企業の本業での稼ぐ力を純粋に評価できる指標として重視されています。
市場・相場用語
ブル相場・ベア相場 ブル相場は上昇相場、ベア相場は下落相場のことです。雄牛(ブル)が角を上に向けて攻撃する姿と、熊(ベア)が爪を下に向けて攻撃する姿から名付けられました。
押し目買い・戻り売り 押し目買いは上昇トレンドの中で一時的に下がったタイミングで買うこと、戻り売りは下降トレンドの中で一時的に上がったタイミングで売ることです。
出来高(できだか) 一定期間に取引された株数のことです。出来高が多いということは、その銘柄に注目が集まっていることを意味し、株価変動の信頼性を判断する材料になります。
売り気配・買い気配 売り気配は売り注文ばかりで買い注文がなく、株価が下がりそうな状態です。買い気配はその逆で、買い注文ばかりで売り注文がなく、株価が上がりそうな状態を指します。
投資手法・戦略用語
ファンダメンタルズ分析 企業の業績や財務状況、業界動向などの基本的な要因を分析して投資判断を行う手法です。長期投資に向いているとされています。
テクニカル分析 過去の株価や出来高の動きをチャートで分析し、将来の価格変動を予測する手法です。短期トレードでよく使われます。
ドルコスト平均法 定期的に一定金額で同じ銘柄を購入し続ける投資手法です。価格変動リスクを分散できるため、初心者にもおすすめの投資方法です。
損切り(ロスカット) 投資した株式が予想に反して下落した際に、損失を確定させて売却することです。さらなる損失拡大を防ぐ重要な投資技術です。
まとめ
株式投資の専門用語は多岐にわたりますが、これらの基本的な用語を理解しておけば、投資情報を読み解く力が格段に向上します。すべてを一度に覚える必要はありませんが、実際に投資を始めながら少しずつ覚えていくことをお勧めします。専門用語を正しく理解することで、より適切な投資判断ができるようになり、成功への道筋が見えてくるでしょう。投資は知識と経験の積み重ねが重要です。焦らず着実に学習を続けていきましょう。
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