初心者が株でつまずく「わからないポイント」ランキングTOP5

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初心者が株でつまずく「わからないポイント」ランキングTOP5

株式投資を始めたばかりの初心者が「思っていたより難しい」「わからないことだらけで困った」と感じるのは決して珍しいことではありません。実際に、多くの初心者が同じようなポイントでつまずいています。証券会社のサポートセンターへの問い合わせや投資関連のフォーラムでの質問を分析すると、初心者が困惑するポイントには明確な傾向があります。今回は、初心者が最もつまずきやすい「わからないポイント」をランキング形式で紹介し、それぞれの解決策も併せて解説していきます。

目次

第5位:税金の仕組みがわからない

株式投資で利益が出た場合の税金について、多くの初心者が混乱しています。「どのタイミングで税金がかかるの?」「確定申告は必要?」「源泉徴収ありとなしの違いは?」といった疑問が代表的です。

株式投資の税金は基本的に「利益確定時」にかかります。配当金には約20%、売買益にも約20%の税金が課せられます。ただし、証券口座を開設する際に「特定口座(源泉徴収あり)」を選択すれば、証券会社が自動的に税金を計算して納税してくれるため、多くの場合確定申告は不要になります。

NISA(少額投資非課税制度)を活用すれば、年間360万円まで(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)の投資について税金がかからないため、初心者は必ず利用することをお勧めします。

第4位:いつ売買すればいいかわからない

「買うタイミングがわからない」「売り時の判断ができない」という悩みは初心者の定番です。株価チャートを見ても「今が高いのか安いのかわからない」「もう少し待てばもっと上がるかも」と迷ってしまうのです。

この問題の根本的な解決策は「完璧なタイミングを狙わない」ことです。プロの投資家でも完璧なタイミングを当てることは困難です。初心者には「ドルコスト平均法」という手法がお勧めです。毎月決まった日に決まった金額を投資することで、高値で買いすぎるリスクや安値を逃すリスクを軽減できます。

売却については、投資前に「目標価格」と「損切りライン」を決めておくことが重要です。例えば「30%上がったら利益確定」「20%下がったら損切り」といったルールを作り、感情に左右されずに実行することが大切です。

第3位:どの銘柄を選べばいいかわからない

日本の株式市場には約4000社が上場しており、「この中からどうやって選べばいいの?」と途方に暮れる初心者は少なくありません。「有名な会社なら安心?」「友人が勧める銘柄を買えばいい?」といった曖昧な基準で選んでしまい、後で後悔するケースも多く見られます。

銘柄選択の基本は「自分が理解できる業界・企業から選ぶ」ことです。普段使っている商品やサービスを提供している企業であれば、その会社の強みや将来性をある程度判断できるでしょう。

また、初心者は個別株選択の難しさを避けるため、「投資信託」や「ETF」から始めることをお勧めします。これらは複数の企業に分散投資されているため、銘柄選択のリスクを軽減できます。日経平均やTOPIXに連動するインデックスファンドなら、日本経済全体の成長に投資することができます。

個別株に挑戦したい場合は、売上高や利益が安定して成長している企業、借金が少なく財務が健全な企業、配当を継続して支払っている企業などから選ぶと良いでしょう。

第2位:専門用語がわからない

株式投資の世界は専門用語の宝庫です。「PER」「PBR」「ROE」「板」「気配値」「ストップ高」など、初心者には暗号のような言葉が次々と出てきます。投資情報を読もうとしても、専門用語ばかりで内容が理解できず、投資判断ができなくなってしまうのです。

この問題への対処法は段階的な学習です。まずは最も基本的な用語から覚えていきましょう。「株価」「時価総額」「配当」「配当利回り」「売買高」などの基礎用語を理解すれば、基本的な投資情報は読めるようになります。

次に投資指標として「PER(株価収益率)」「PBR(株価純資産倍率)」「ROE(自己資本利益率)」を覚えます。これらは企業の割安性や収益性を判断する重要な指標です。

専門用語は一度に全部覚える必要はありません。実際に投資をしながら、必要に応じて調べていけば自然に身につきます。最近では初心者向けの投資アプリも充実しており、専門用語に解説がついているものも多いので活用しましょう。

第1位:証券口座の開設や操作方法がわからない

最も多くの初心者がつまずくのが、証券口座の開設から実際の取引までの一連の流れです。「どの証券会社を選べばいいの?」「口座開設の手続きが複雑」「取引画面の見方がわからない」「注文の出し方がわからない」といった基本的な部分で立ち止まってしまうのです。

証券会社選びでは、手数料の安さ、取扱商品の豊富さ、操作画面の使いやすさ、サポート体制などを比較しましょう。初心者には、ネット証券大手の楽天証券、SBI証券、マネックス証券などがお勧めです。これらの会社は手数料が安く、初心者向けのサポートも充実しています。

口座開設は現在オンラインで完結できるようになっており、本人確認書類をスマートフォンで撮影するだけで手続きが進められます。ただし、口座の種類(一般口座、特定口座、NISA口座など)の選択で迷う人が多いため、初心者は「特定口座(源泉徴収あり)」と「NISA口座」の開設をお勧めします。

取引操作については、多くの証券会社がデモトレード機能を提供しているので、実際のお金を使う前に練習することができます。また、証券会社のサポートセンターに電話すれば、操作方法を丁寧に教えてもらえます。

注文方法については、まず「成行注文」と「指値注文」の違いを理解しましょう。成行注文は価格を指定せずにその時点での最適価格で売買する方法、指値注文は希望価格を指定して売買する方法です。初心者は指値注文から始めることをお勧めします。

つまずきを避けるための心構え

これらのつまずきポイントに共通しているのは「完璧を求めすぎている」ことです。投資は学習しながら経験を積んでいくものです。最初からすべてを理解する必要はありませんし、小さな失敗は勉強代と考えましょう。

また、「急いで大きな利益を狙わない」ことも重要です。投資は長期的な資産形成の手段として捉え、焦らずコツコツと続けることが成功への近道です。

まとめ

株式投資で初心者がつまずくポイントは、実は多くの人が通る道です。これらの「わからないポイント」を事前に知っておくことで、スムーズに投資を始めることができるでしょう。大切なのは、わからないことがあっても諦めずに学習を続けることです。

現在では初心者向けの教材やサポートが充実しており、以前よりもずっと投資を始めやすい環境が整っています。少額から始めて、実際に体験しながら知識を深めていけば、必ず投資スキルは向上します。最初の一歩を踏み出す勇気を持って、資産形成の旅を始めてみてください。


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