新興・中小型株分析

半導体再生工場と3.11( RS Technologies(3445))

半導体企業がどこも好調です。
電池やパソコンや自動車など半導体の需要がこれからも拡大されるのは想像できますね。

RS Technologiesのビジネスモデル

そんな中、RS Technologiesは使ったシリコンを再生させる事業を行なっています。

清潔な工場の中でシリコンウエーハを再生加工させたり

販売したりしています。

RS Technologiesの業績分析

新しい工場が稼働したこともあり4Qでは大幅に純利益が伸びていまして6億円ほど利益を上げています。

もしこの水準が続くのであれば

6*4=24億円になり
現在の時価総額が324億円(6490円)ですので

株価はこの半年で大きく上がりましたが
324/24= PER13.5倍になります。

ただ今まで売上も株価も大幅な成長をしていますが
これからこの売り上げの伸びが続くかと言えば少し疑問に感じます。

といいますのも、『工場の稼働率が100%になったら売上を大きく伸ばすのが難しい。』と思うのです。

資料では現状フル稼働です。

となると、新しい工場が必要となりますが今の所予定はなさそうです

3.11

もちろん工場の改良により少しずつ業績が伸びるとは思いますが、劇的に今までみたいに拡大というのは時間がかかるような気もします。
中期経営計画の売り上げの伸びが鈍化しているのも工場建築まで時間がかかりそうと考えていると思います。
もしかしたら半導体装置リサイクル事業が第二の成長エンジンになるまで成長するのかもしれません^^;

ところで方社長は28歳の時に永輝商事を設立しています。

今もあるかと調べてみましたら普通にしっかりした会社で存続しています。

インタビューを読んでいましたら

http://www.focus-asia.com/socioeconomy/economy/424225/

パソコンを安く買取して中国で販売するというビジネスを始めたと書いています。
大学院卒業して即創業できる度胸は本当にすごいと思います。
また、今の事業はパソコンが半導体に変わった感じで「再生利用」というビジネスモデルは得意なのかもしれません。

また、別のインタビューを読んでいたら

http://www.sankeibiz.jp/business/news/140917/bsl1409170500002-n1.htm

今の事業(今の事業はラサ商事から買収している)を初めて2ヶ月で被災して雇用確保・食料配布をした事が書かれていました。(三本木工場は宮城県)

あれから6年です。
あっという間です。

その間にR.S technologiesは6年間で

上場→東証1部昇格と進歩しています。

3.11

絶対に忘れてはいけないけど、前に進むとそうでないとでは
6年で大きな差になって産まれる。
そんなことを書きながら学ぶのでありました。

2018/01/02 追記

12月になり工場増強によりRS Technologiesの株価は大きく上がりました。

これにより月5万枚の生産体制と書いてあるのですが

11月の資料では35万枚作成しています。

多分50万枚の事なのではないかと思うのですが2割以上増えそうですね。

ただ、増えるのは2019年になってからです。

この話題で2018年株価を保つ事ができるのかちょっと気になるのでありました。

 

 
 

   

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