年末恒例たくさん上場のseasonですね。
ATAOの財布は人気上昇中
ということでバック・財布上場です。
こういった一点もののというのは素材とかできもさる事ながら
「○○の財布」みたいなブランド力を1から育てないといけないので
ブランドとしてもパワーを持つまで時間がかかる作業かと思います。
スタジオアタオは10年でデビューから上場までこぎつけるのは凄い事だと思います。
ネットショップを見ているとATAO製品はどれもかっこいいカバンに見えます。
ATAOの財布の値段からしてめっちゃくちゃ高いわけではないけど、普通のはちがう。という設定なのかもしれませんね。
そういった設定でカバンを作っている企業の先輩にサマンサタバサがありますが
スタジオアタオ
サマンサタバタ
サマンサの規模は10倍以上です。
という事はまだまだ成長余地があるのかもしれません。
ATAOの財布の販売部隊は?
スタジオアタオの特徴と言えば実店舗で売るのではなくネットでの販売比率がものすごく高いことが言えます。
半分以上がこのサイトから売上が成り立っているのですね。
有価証券報告書を見て見ますと
ネット金額の全てが「デジサーチアンドアドバタイジング」という会社への売上となっています。
デジサーチさんのホームページを見てみたら
デジサーチさんの実績プロジェクトがどう考えてもスタジオアタオと思われるものが掲載されています。
ホームページの言葉を鵜呑みするのがいいのかはわかりませんが、この言葉から言えるのは、資料では正社員の力でネットで売れていると書いていますが(もちろんそれもあると思いますが)
実際のところは、社員よりもデジサーチが本当にすごいのではないかと思うのでありました。
ECショップで困っているところがあればデジサーチにお願いすればなんでも売ってくれるかもしれません。
(そんなに単純ではないですね^^;)
スタジオアタオの熱い思い
さて蛇足ですがホームページを読んでいたら
採用についての熱い思いが書かれていました。
確かに一億円もらうことはないので仕事には関係ないような気がします。
人柄採用というのは難しいことかと思いますが大切なことかもしれませんね。
それにしても
『あなたを動物にたとえるとなんですか?』
そう聞かれたら確かに困ります。
『例えなくても人間ではないか。』と言いたくなるのですが、聞く人はそのような答えを望んでいないわけでなかなか難しいものです。
ぼくなら受けを狙って
『パンダです。なぜならBMW X6に似てリッチがぼくに似合っているからです。』
と言ってどん引きさせてしまいそうです。
(注意 アメリカでデザイナーというラッパーがBMW X6がパンダに似てる。ということでPandaという曲が2016年に大ヒットしました。)
で、まじめに答えたら外観はフランケンシュタインかもしれませんが、中身は小鹿とかハムスターとかが似合ってるのかもしれません。
どちらにしろ、どのような答えでもしっくりきません。
ぼくを雇ってくれる会社はなかなかないのだろうなぁ。と改めて思うので、今の勤務先に改めて感謝しなくてはと思うのでした。
2017/01/11 追記
3Qの決算が発表されました。
トータルで見たら悪くないのですが3Qだけですとあまり良くないように思います。
3Qは1/3以下になっていますしそれに伴い利益は少しです。
では何が原因なのでしょうか。
細かく2Qと3Qを連結して見ます。
これでいきますと
売上は 565/2043=27.6% 三ヶ月であげていますが
販売促進費が (258-161)/258=37% 三ヶ月で使っています。
1Q-3Qなので当然平均に使うと33%になる数値です。
これですと「上期に比べてたくさん広告使ったけど売上は落ちてしまったよ。」という事になってしまいます。
どの企業も売れる時に広告をたくさん打ちますし売れない時は経費を抑えますが逆になってしまっています。
これは季節性のものなのかそれとも額面通り上手くいかなかったのか。
今後が気になるところですね。