新興・中小型株分析

電子書籍の進展と稼働率3%のサーバー(メディアドゥ 3678)

むかーしむかし6年ほど前、
私はセルシス(現 アートスパークホーディングス)の株を買ったことがありまして(見事に損切りになりました(>_<)今思えば買うタイミングが最悪なので自業自得です。)

なぜなら、電子書籍が爆発的に
普及するのではないかと思ったのです。

今のスマホの普及みたいな感じを
イメージしてました。(その当時はスマホさはなかったですが(^_^;)

しかし、現実はスマホの普及とともに確実には進んではいるものの
ゆっくりと進む感じでスマホみたいな
爆発的な雰囲気はありません。

書店からすれば売上減る可能性もあるし
出版社からみれば一冊の値段が減るしということで業界あげて全面協力でないのもわからないでもありません。

しかし、業界がじわじわ縮小するのでしたら本を読むのを好きな人を増やす。=スマホに適合という時代の流れも必要な気がします。

ただ、少しずつは電子書籍は進んでいるわけで、メディアドゥは本を電子書籍にする会社です。
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こういった取次業者がないと本も漫画も電子書籍にならないわけですから大切です。

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業績も市場規模拡大にあわせて
拡大しています。
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3Qは若干下がっていますが
去年もそうでしたので
季節的な要因(9月-11月は夏休みや冬休みがない。)もあるかとおもいます。

電子書籍の売上はスマホ普及とともに加速度的に増えてきてまして毎年400億円ほど拡大しています。

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ただ、日本は書籍に対しての比率は13%ほどなのでアメリカの20%とくらべたら比較になりません。やはりゆっくり進んでいるかとおもいます。

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現状、本は1兆5000億円規模なので
2020年には20%ほどが電子書籍のシェアになりそうです。ほんとに三年以上先をいってますね。(^_^;

ただ資料を読んでいてよくわからないことがありまして、11月に電子書籍配信用サーバーを増強しているのですが稼働率3%です。

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これはいくらなんでも大きくしすぎなのではないでしょうか。半分埋めても15倍。15倍埋めると成長がはやくても数年間はかかるはずです。そうなると数年後にはもっといいサーバーが安価に買えたのではないかと、サーバーに詳しくないぼくは思うのでありました。経費が安くなりより市場を独占する施策というメリットはありそうですが。。

どちらにしろ電子書籍の心臓みたいな会社であることは間違えないですので、これからも普及するよう頑張ってほしいですね!
 

 
     

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