ゲーム株分析

ドリコム(3793)とバンナムによるドラゴンボール、アイマスの新しいゲームについて気になること。

現在スマホゲームは10000円課金しますと、無条件で3000円ほどAppleやGoogleが儲かる仕組みになっています。
関所は最強ですね。
関所を作ってうまくいきましたら無条件でお金がちゃりんちゃりん落ちてきます。

そこで「だったら関所を自分でつくったらその部分も儲かるのではないか?」

と考える人は少なくないと思うのですが、関所が大きくなった場合は
なかなか他の関所でビジネスするのは難しいものです。だからあまりしないのですね。

そう思っていましたら、バンダイナムコとドリコムが新しいプラットフォームでゲームを来年からすることになりました。

HTML5を使ってとか書いてますが要は「関所になりたい」ということでいいでしょう。

今回は

■ドラゴンボールZ
■アイドルマスター
■ファミスタ

の3タイトルを来年発表を予定しています。

特に「ドラゴンボール」「アイドルマスター」は
「ドッカンバトル」「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」のランキングをみていたら言うまでもなく
コンテンツにファンがいますので新作が出ましたら大人気。と考えても全くおかしくありません。

そうなると、来年新作ゲームが人気が出るのかもしれませんが、
こればかりは来年にならないとわかりません^^;

どうしても気になることが3つあります。
(もちろん明日以降の株の話とは別ですよ。)

「何を気にするんだよ。ドラゴンボールだからヒットするに決まっているだろ。だから利益も青天井に決まっているのではないか!!!」

と言われても仕方ないのですが^^;

1つ目:新しいプラットフォームの壁について

ハードルが高くないのなら、グリーやDeNA(モバゲー)が既存のプラットフォームを進歩(再構築)して関所強化してもいいと思うのです。


0から1を産むのは1から5を作るより大変です。

その1を持っているDeNA、グリーがしていることは再構築ではなくて
Apple、Google経由のネイティブアプリゲームの開発がメインです。

これは勝負しても試合にならないと思っているのではないのでしょうか。
そのような勝負にバンナムはでているわけです。

あと、「コンテンツが良かったら売れる」のならばGREEの乃木坂でGREEはボロ儲けしてもおかしくないのですが
そこまでV字の話は聞かないです。(というより、今GREEはアナザーエデンですね^^;)
なので、ドラゴンボール、アイドルマスターで爆発的に売れるのかなぁ。とも思います。(もちろんある程度は売れるのは思っていますよ^^;)

2つ目、なせバンナムはドリコムと共同で事業をしたのか。

言うまでもなくバンナムとドリコムは会社のスケールが違います。

資本金で9倍以上

売上ですと80倍ほど違います。

舞の海と曙以上の差です。

で、ここで思うのですが

「本当に確実に儲かるのならバンナムはドリコムと組まずに単独で事業をするのではないか?」

という疑問がでてきます。

ソフトの利益配分は別ですがプラットフォームは

バンナム 51%
ドリコム 49% とほぼ半分です。


ぼくがジャイアンならのび太に利益をたくさんあげようとは思いません。

俺のものは俺のもの。お前のものは俺のものです。

で、なぜいっしよに半々でやろうと考えたら、ない頭を妄想してみると

■ドリコム主導で企画立案した。バンナムは本気というより当たればラッキーと思う投資。
■プラットフォーム部分は極めて低い料金設定にして、ゲーム制作企業にお金がたくさんはいるプラットフォームにする。 (でゲーム自体は別会社が制作し、その配分はバンナムにかなり有利に設定。)

のどちらかだと思うのです。個人的には後者なのかなぁ。と妄想しています。
もしアカツキだけで「ドッカンバトル」展開していたなら利益32億ではなくて150億以上もできるのではないか。と思うのですが(あくまで妄想です。実際はわかりません。)32億なのはそのような契約だからだと思います。

 

ただ、今まで書いたのはあくまでぼくの勝手な心配事とか妄想であり、
それが杞憂になり現実に大ヒットすればドリコムのステージは大きく変わります。

新しいことに挑戦することは本当に素晴らしいと思います。来年が楽しみですね^^

    

 

 

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