バイオ株分析

アキュセラがもし成功したとして適性時価総額を参天製薬(4536)から推測する。

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この意味のないブログのネタがあるのなら発表する前に書けよ!後出しで書くな!と怒られそうです。ごもっともです。今日思いついたネタ&今後他の投資にも使えるヒントになるのかなぁ。と思いメモとして書いてみます。

アキュセラの下落が止まりません。
逃げ場がまったくないのでホルダーは悲惨です。
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インサイダー疑惑もありますのでもし寄り付いたとしても
インサイダー疑惑があった株を積極的に買いたいと思う人も少なくなります。。

そんな中、まったく意味のないタラレバが浮かびまわした。


■もしアキュセラの結果が良かったものなら株価はいくらになるのだろうか?■ 

ということです。

成功したら今後薬が売れて凄い利益をあげ株価は10000を超えるのではないか?
と思うものの結構織り込み済なのではかいか?と思うこともあります。

それは実験がうまくいかなかった今ではわからないのですが、似たような事例はないかなぁ。と思い調べてみたら

8年前に参天製薬が開発した
緑内障の治療薬というのを見つけました。

緑内障は本当に大変な病気です。失明の可能性もあります。
http://www.alcon.co.jp/about-alcon/wgw2015.aspx
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アキュセラが研究していたドライ形加齢黄斑変性と比べて患者も凄い人数になります。ケタ違いの患者数です。
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そんな中、参天製薬が治療薬として2008年にタフルプロストという画期的な薬を上市しました。
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昔のラジオ日経の番組で特集がありまして
http://medical.radionikkei.jp/suzuken/final/090108html/index2.html
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効果があるという結果がでています。
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タフルプロストは世界中で売れるようになりまして
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それなので参天製薬の緑内障のシェアは拡大して国内では30%を超える緑内障治療薬になりました。
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では、そんな緑内障の薬はどれくらいの売上があるのでしょうか。

そのデータがなかなか見つからなかったのですが2013年のがありました。

74億円です。
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参天製薬はタフルプロスト以外の緑内障の薬もありますのでそれの合計をしましたら250億円です。ということはこのペースなら300億円ほどになるかもしれません。
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で、参天製薬の売上は1900億

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なので

300億÷1900億=15.7%となります。

現在の参天製薬の時価総額は6700億円です。

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ですので

勝手に推測する

参天製薬の緑内障分野の時価総額は

6700億×15.7%=1051億円

となります。

ちなみにアキュセラの最高値7700円の時の時価総額は2880億円です。。。

もちろんアキュセラの薬がオプジーボレベルの薬価の高さだったら別ですが(そしたら保険制度がしっかりしていない世界で売れるか謎です。。。)患者数の多い緑内障でシェアをしっかりとった参天製薬の緑内障の評価を考えたらアキュセラが成功したとしてもちょっと高いのではと思います。。。

上記の事をわかりながら、高値で買い煽りをしている人がいたのであればそれは良くないと思います。

インサイダーはもっと良くないと思います。

しかしどんな事があっても自分のお金は自分で守るしかありません。

10年前、北尾さんの言葉を信じて社長がいうから間違えないみたいことを思い資産を大きく減らした自分を思い出しながら書いてみるのでありました。←今になっては減らした原因は100%自分としか言えません。。。高い授業料でした(@@;)

 

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