大型株分析

ソニー(6758)の仕事内容を営業利益順にランキングで発表してみました

知ってるようで知らない大企業シリーズです。
ってそんなシリーズ行う予定はなかったのですがいろいろ調べてみたい企業がでてきましてシリーズになっているのですが。
三回目はまだ未定ですがとりあえず二回目。。
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過去のシリーズ
第1回 オリックス

話は少し外れますが
シャープの報道で1つ違和感がありまして、
『シャープは技術の塊で技術がないホンハイが欲しがっている。』みたいな報道をしています。
日本>>>中国・韓国 というイメージでよく報道されています。
そこにぼくは違和感があるのです。
鴻海が技術を持っていないことはないと思うのです。

例えば、今後スマホの液晶は有機ELが主流になるかと思うのですが、
現在のスマホで採用しているので有名なのはGALAXY S6 Edgeしかないと思います。
実際家電屋さんでスマホを見た時に有機ELと普通の液晶は差があると思います。

本当に日本企業が技術がすごいのなら日本製で先陣をきって有機EL量産化すべきだと思うのですが完全に遅れをとっている証拠だと思います。
日本製が素晴らしいというのは当たってるところもあるかもしれませんが幻想の部分もあるかと思います。

ということで、家電はどこも苦戦していますが
ソニーは今年は黒字で終わりそうです。
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特損で赤字の年もありますが経常黒字はここ数年続いています。

ところでソニーはテレビやカメラなどもありますが、プレステ、CMOS,Xperia,保険、銀行、音楽など多角化で事業をおこなっています。
その中でどれが本当の主力なのかという問いを問われたら、
ぼくはまったく答えられないことに気がつきました。低レベル投資家炸裂です。(T_T)

ということでこの機会に調べてみました。

現在ソニーは9つのセグメントになっていくして

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その結果がコチラになります。

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これで行きますと2015年度は

売上

1位 ゲーム&ネットワークサービス
2位 モバイル・コミュニケーション(MC)
3位 ホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)

になります。

3位のホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)
は家電のことですね。
大半がテレビの売上ですが赤字ではないもののちょっと苦戦しています。
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2位のモバイル・コミュニケーション(MC)はXperiaの事ですが
こちらは去年と比べてさらに苦戦しています。
高品質はApple買う人が多そうですし、低品質では中華企業に勝てませんので辛いところかもしれません。

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1位ゲーム&ネットワークサービスはプレステ4の売上が順調というのが大きそうです。
世界的にはまだまだ人気ですね。

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しかし、売上よりも会社として大事なのは利益です。
ということで順位で並び替えをしてみましした。
すると

 

営業利益

1位 金融
2位 ゲーム&ネットワークサービス
3位 音楽

となっています。
売上とは又違ったデータになっていますね。

3位の音楽はApple MusicやSpotifyなどの収入が増えてきそうです。
ストリーミングですと過去のアイテムをたくさん保有している音楽会社が絶対有利ですので
これからも期待がもてそうです。

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1位金融はソニー生命が516億円稼いでいるということですから生命保険が柱になっています。
生命保険だと掛け捨て部分は常に入ってきますので安定した業績になりそうですね。
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今回調べてみて「家電やウォークマンのソニー」という言い方は間違っていて「生命保険とプレステのソニー」が正しいのではないかと思いました。
そう思うとゲームにも金融にも参入してなかったらかなり惨劇だと思います。

とは言いつつも、ゲームのセグメントをもう一度みてみたら昨年度に比べて192億円も為替で減益になっていますので、来年度いくら為替で減益になるのだろうと思うとちょっと怖いところもあるのですが^^;

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とはいえ、結果に気には様々なことに挑戦することが功を奏していますので

今までのイメージに囚われず新しいことを始めることの大切さをソニーから教えてもらいました。

 

 
     

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