決算短信の読み方|初心者でも10分でわかる業績チェック法

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株式投資を始めると、「決算短信」という言葉を目にする機会が増えます。決算短信とは、上場企業が四半期ごとに発表する業績の速報資料のことです。企業の通信簿のようなもので、投資判断において最も重要な情報源の一つです。
「難しそう」と感じる方も多いかもしれませんが、実はチェックすべきポイントは限られています。この記事では、初心者の方が最初に押さえるべき読み方を解説します。


■ 決算短信の1ページ目だけで十分わかる
決算短信は数十ページにおよぶこともありますが、最初に見るべきは1ページ目のサマリーです。ここには「売上高」「営業利益」「経常利益」「純利益」という4つの主要数字が並んでいます。
特に注目すべきは「営業利益」です。営業利益は、その企業が本業でどれだけ稼いでいるかを示す数字です。売上が増えていても営業利益が減っている場合、コストが膨らんでいる可能性があり注意が必要です。

■ 前年同期比を見る習慣をつけよう
決算短信には、今期の数字と一緒に前年同期の数字も記載されています。この「前年同期比」がプラスかマイナスかを確認するだけでも、企業の成長トレンドがわかります。
たとえば、売上高が前年同期比+15%、営業利益が前年同期比+20%であれば、売上の伸び以上に利益が伸びている「増収増益」の好調パターンです。逆に売上が増えているのに利益が減っている場合は、何かしらのコスト増が起きているサインです。

■ 通期予想の進捗率をチェックする
もう一つ重要なのが、企業が年初に発表した業績予想に対して、現時点でどこまで達成しているかという「進捗率」です。
たとえば、第2四半期(上半期)の時点で通期予想の60%以上を達成していれば、計画を上回るペースです。逆に40%に届いていなければ、下方修正のリスクが出てきます。この進捗率は決算短信に直接書いてあるわけではありませんが、1ページ目の実績と予想を見比べれば簡単に計算できます。

■ まずは自分が持っている銘柄から始めよう
最初から多くの企業の決算短信を読む必要はありません。まずは自分が保有している銘柄、あるいは気になっている銘柄の決算短信を1つ読んでみてください。「売上・営業利益の前年比」と「通期予想に対する進捗率」、この2点だけでも確認する習慣がつけば、投資判断の精度は格段に上がります。
決算短信は各企業のIRページや東京証券取引所のTDnetから無料で閲覧できます。10分あれば1社分は読めますので、ぜひ次の決算発表シーズンに試してみてください。

もしよろしければ、拡散していただけると幸いです
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