本当かどうかはわからないのですが
日本郵政が野村不動産を買収か!?というニュースがでました。
<日本郵政>野村不動産買収へ 不動産事業を収益の柱に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170512-00000118-mai-bus_all
日本郵政は最近巨額損失を買収で出したばっかりのこのタイミングでの買収なのでなんなとく不安になります。
しかし、何かしらメリットがないとその気にならないのも確かです。
それ以前にぼくはある事に気が付きます。
野村不動産ときくと「あの野村の不動産部門!とても大きな会社!」というイメージはものすごくあるのですが
一旦どの規模なのかと考えたら全然わかっていない教養の無さに気が付きました。
そこで今回この機会に野村不動産について簡単なことを調べて、もし買収が成功したらどうなるのかを妄想みました。
http://www.c-hotline.net/docs/html/NORE7238/dl/nore170509_1.pdf
資産をみてみますと
オフィス、商業施設で8000億の資産を持っています。
8000億といえばどれくらいの都市になるのだろうか想像してもなかなかイメージできないものですね。
保有物件が掲載されていますが立派なビルばかりです。
また、収益の半分以上は住宅になりますので不動産会社らしく8000億有利子負債がありまして
自己資本比率が30%と大手にしては少し低いのではないかと思います。^^;
売上に関しましては住宅販売が引っ張るものの利益に関しましては賃貸部門が大きく引っ張っています。
駅前のビルの大家さんというのはやはり強いですね。
今後の契約も4年後くらいまで予定されています。
マンションというのはそれくらい完成まで時間がかかるんですね。
また都市開発も行っていてこちらも長いタームで計画されています。
ということで、この野村不動産のパワーを買収した後の効果を考えてみたら
■駅前の普通郵便局が建て替えてマンションとかビルに変わる。
■郵便局の運用に野村不動産をポートフォリオに入れる。
というのはなんとなく考えられます。
企業融資ができないけど国債も利回りがないこの世の中どこかで運用したい。
しかし、小さい企業だと運用先としていまいち。そこで資産もありノウハウもあるので眼をつけたのかなぁ。とも思います。
ということで、確かにメリットがあるのかな。とは思うものの
野村の資料にCAPレートが過去最低とご丁寧にも今の不動産は過熱感があることを示唆しているような事が書いてあるのですから
焦らなくても、CAPレートが上がった時に買収提案したほうが良かったのではないかとも思うのでありました^^;