ipo分析

魔法の靴によって利益が高く見える!?(ロコンド 3558)

EC靴屋上場です。

ロコンドは靴を中心としたECサイトを展開しています。

売上トップのNIKEの靴は結構安いですね。

 

靴こそ直接履かないとわからないのではないか。と思うのですが
ロコンドは返品もタダ。サイズ交換もタダ。という素晴らしいサービスを提供しています。

クロネコヤマトが値上げしたらどうなるのだろうか。という疑問もありますがそこは今後の課題だと思っています。
(個人的には靴の価格に上乗せか有料会員にしないと難しくなるのではないかと思っています。)

 

さて、ここからはファンダメンタルズ投資中級者以上は「こんなの知ってるよ。」と突っ込まれそうなことを書きます。
なので読み飛ばしてもOKです。

ところでKabutanを見ましたらPERは44倍と書いてありました。
僕はこれを見て「あれ。合法的ですが、下駄をはく結果になっているのではないか。」と思うのです。

と言いますのもロコンドは

経常利益 1.94億円
当期純利益 3.2億円 と純利益の方が多いのです。

なぜかなぁ。と思いましたら

法人税等調整額が -1.2億円になっています。
詳しいことは簿記一級などの本に書いてあると思うので割愛していますが(僕もうまく説明できません。すみません。)

参考

http://nakanoac.com/nakano/column/column08.html

簡単にいうと法人税等調整額で1.2億円プラスになっています。
本来なら当然税金がひかれるところですので

ざっくり普通の黒字企業なら

1.94*0.7=1.35億円です。

1.35億が法人税調整額によって3.2億円に変身しています。
(ちなみに1.35億円ならPER104程度になります。)

ちなみに今期は法人税51万円支払っています。
もちろん今後成長すれば問題ないとは思うのですが
それでもバイオでない銘柄で税金払っていない企業は上場は後回しでもいいのではないか。
と厳しいことを思ってしまうのでありました。^^;

追伸 でもベンチャーキャピタルが「絶対上場させるように。」と強く言ったような気がします。^^;

     

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