ゲーム株分析

ラブライブ!からのBreak Free (Klab 3656)

Aimingのブログでも書いたかと思うのですが
スマホゲーム業界というのはアーティストと同じく

◆一本ヒットを出すのが難しい
というのと同時に
◆そのヒットが収束してから新しい軸を産みだすのが難しい

というのがあります。

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Klabの株価が下がり続けているのは
間違えなくラブライブ!が終わった後の展開が見えないにつきるとか思います。
今は市場全体がひどいことになってますが
もし復活しても株価がむかしみたいに輝くのは難しいかとおもいます。

そこで、今後のためにKlabはイベント事業
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を開始しまして

アリアナグランデを去年12月さいたまスーパーアリーナ2daysを企画しました。

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しかし、アーティスト都合でキャンセルになってしまいました。
ただ
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このことでKlabは業績に関係がないとのことです。

企画者がうまくいかなくても業績に影響しない。
というのはとてもおかしいと思うのですが
(保険で払うにしても保険料は誰が払っているのか謎だったりします。)

ぼくはこの事業を『キャンセルでうまくいかなかった』とは別の2つの理由で失敗しているのではないかと思います。

まず

◆初めの企画でさいたまスーパーアリーナというのは大きすぎるのではないか?

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さいたまスーパーアリーナ2days
というのは規模がかなり大きいです。
スタジアムモードにしましたら37000人ほど収容します。
なので日本でも人気アーティストしかできません。

当たり前ですが、小規模の方が大規模を企画するより人数や
手間などいろいろかかります。
その大きな事業を一回目にするのは本当に大変かと思います。
ノウハウもないわけですので。

例えるのなら、
新人の建築家が国立競技場を設計するレベルだと思うのです。

なので、初めてでしたら
ライブハウスとは言いませんが
数千人のホールで何回か経験(ノウハウ)を積んでから
挑むべきなのではないかと思います。

もう一つは

◆1つ目がアリーナクラスだと2つ目のイベント事業がやりにくくなる。

ということです。

もしアリアナグランデが成功してホールクラスのイベントをしたとしましょう。
そしたら、何故かわからないのですがしょぼく感じてしまいます。

先ほど言いましたように
アリーナクラスのイベントを企画するのは誰でもできるわけではありません。
数万人を集客できる人・イベントは限られています。
そうなるとイベントを企画しようにもなかなかできません。
なので、たくさん経験を積むためにもアリーナクラスで行うのは違うのではないかと思うのです。

あと、フェス・ライブの動員は年々増えていますが
そのため音楽フェスは飽和状態になってきます。
実際に赤字になって一回でおしまいというのもあります。
もし、簡単ならスペースシャワーがもっとたくさん企画すると思います。
しかし、そのスペースシャワーが10年かかってやっと2つ目を作ろうと思うというのは
イベントを開催する大切するのは本当に大変かと思います。
(自分でできるのでありましたら、他の会社に企画を頼まないと思いますし。)
だから、外から見る以上にイベントを企画するというのは大変なことかと思います。

もし、イベントを行う

確かに、ラブライブ!の貯金で色々な事を考え事業を起こすことはいいことだと思います。
ただ、はじめから大勝負というのは
ラブライブ!(ブシロード)がうまく成功しているからいけるっしょ!と軽く考えているのではないかと
このアリアナグランデから感じるのでありました。
そんな事はないとは思いますが。。。^^;

追伸 心のなかでは集客がうまくいかなかったのでキャンセルになったのでは。。。と思ったり。。。^^;
アリアナグランデは人気ですがこのキャパは多すぎだったような。。。

 

 
    

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