ラクスルについて調べてみました。
決算を発表してから
株価があまり調子良くありません。
■50%以上成長しておきながら下がるのはおかしい。ただの調整!ふるい落とし!
■とはいっても2019/09/18時点で時価総額約1000億はバブル。それ以上でも以下でもない!
とどちらでも考えられますが、少し考察してみました。
ラクスルとハコベルの売上高
まずラクスルのセグメント別がわかりづらかったので
さて、ラクスルの売上と
セグメント比率
からセグメント別の売上を調べてみましたら
こうなりました。
グラフより表がわかりやすいですね。
この表で成長率を見た後だと、ラクスルのこの資料の意味がよりわかってきましたね。
来期は30%以上増収予定なので
売上 17168*1.3=223.14億円
なので223-171=52億円以上必要になりますが、各分野、前期と同じ伸び幅でしたらほぼ達成できる数字ですね。(もしろしたら同じというのが嫌気されたのかもしれませんが。。)
Q&AのQ
ということで来期も問題なく成長するとは思うのですがQ&Aで
印刷事業で
■売上利益率25%水準への早期回復
■継続性と長期の信頼構築を最優先
を目標に上げています。
それって矛盾した言葉なのではないか。と思いました。
といいますのも、徐々に利益率が下がっています。
ラスクルのメインビジネスの印刷事業は、他の印刷会社に仕事を振るプラットフォームです。
そのラスクルが
■安売りで利益率たっぷり
ですと
■企業A、企業B、企業Cが利益ほとんどなくなる
と思うのです。
でも、世の中に印刷会社はたくさんあって暇している印刷機がたくさんあるのであれば問題はないと思うのですがその場合
■継続性と長期の信頼構築を最優先
という言葉は使わないような気がするのです。利益ゼロでも使わせてくれる代わりの印刷会社が多々あれば継続性はいらないはずです。
という事は、ラクスルの成長に応える印刷会社を探すのが大変なのではないか?と思うのです。
そうなると
企業A「長年のラクスルのためなら利益ゼロでも頑張るよ。」にはどう考えてもなりません。
となると、原価低減は難しいのではと思うのです。
もちろん広告事業でしっかり利益率向上ができればいいのですが。。。
もちろん杞憂に終わるのが一番ですし、高成長なのは間違いありません。
これからの展開が楽しみですね!