成長株分析

ウェルスナビ(7342)の決算と預かり資産・運用者数・利用者の反応を考察してみました。

ロボアドバイザー

ウェルスナビが決算を発表しました。

ウェルスナビで簡単にアプリでロボアドバイザーによる運用ができますね。

決算

決算は広告費にお金を使っているため、赤字ではありますが営業収益は1年前と比べて1.8倍と大きく増えています。

預かり資産・運用者数

利用者が一年前と1.34倍に対し運用金額が1.9倍なのは利用者が追加入金をされている証拠ですね。 利用者にとって評判が良い商品なのは間違いなさそうです。

実際63%も追加入金しているのは魅力的に感じます。

預かり資産と気になるところ

また一人当たりの預かりが証券会社と比べ大幅に少ないのも特徴です。 若年層を相手にしてるのが理由だと思いますが今後の伸びしろも気になるところです。

ただあえて気になるところを言いますと、 ウェルスナビの収益は手数料1%がほとんどになります。
つまり長年預かっていてもWealthNaviとっては収益が増えるわけではございません。新規・追加入金で収益を稼ぐって言う考えですね。
なのでアメリカ株が好調なうちは問題ないですが下落してしまった時に追加入金が本当にできるものなのか新しく入ってくる方が増えるものなのかというのは気になるところです。

感想

ウェルスナビの勝因は 本当の意味で「シンプルでわかりやすい」かと思っております。
私自身は投資はシンプルでわかりやすいものではありますが、調べれば調べるほどわからなくなります。
しかし初心者にとってはわかりやすいものと言うのは「難しいからやらない」という選択肢をなくします。
「貯金は増えない投資は難しい」 と思っているターゲット層には抜群の請求力がありそうですね。
まだ利用者が300,000人ほどですので成長力はかなり高そうです。

あと、 先ほど述べた通り利用者が増えるけど営業収益が投資環境により減ってしまう可能性が将来あるかもしれませんが
あくまで予想ですが、ウェルスナビの預かり資産が増えたときに預かり資産を生かした別のビジネスもするのではないかと考えています。
後はこのような(高成長・赤字)企業のバリュエーションは本当に難しいものです。
これからの成長が楽しみですね。

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