電炉大手の東京製鐵の決算です。
説明を読んでみますと
原料価格→下落
原価価格→上昇
と、東京製鐵にとって泣きっ面に蜂というのがわかります。
ちなみに昨年度は
販売価格→下落
原価価格→大幅下落
で利益をしっかりだしていたのですね。
そこまで値段が変わるものなのかと、ホームページをみてみたら、鉄スクラップの購入価格が掲載されていまして
去年夏
今月
ほぼ1.5倍になっています。これでは利益がでるわけがありません。
なんか、東京製鐵の株価以上の変動率ですね。
これを読んでましたら
来期業績も減収減益予想ではありますが
これは原価や販売価格によってどうにでもなって、その価格は東京製鐵ではどうすることもできないものだと思いますので、なかなか予想通りいかないのでは。とは思います。
とは言っても、ここまでの減収は気になります。販売価格の下落のみでしたらいいのですがそれが『需要がないから。』この予想でしたら東京製鐵は建材によく使われますので建築系も危ないという見通しなのかな。とも思いますし、販売価格が世界的要因で下落が続くのなら世界の景気はどうだろうか?ということになります。
しかし、景気が悪いのなら鉄スクラップの購入価格も下落するものだと思いますのでそこまで心配しなくてもいいのかな。とも思います。
ただ、この価格変動の中商売をし続けるのは本当に大変な事だと思うのでありました。