大型株分析

2016年の楽天(4755)について改めて調べてみる。

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楽天がついに225銘柄になります。
10年前は新興の雄だったのが日経から
日本を代表する企業のお墨付きをもらったわけですね。

そこで現状の楽天について調べてみました。
まず気になるのは申し訳ないのですがどうしても成長が鈍化してる?というのが気になります。

楽天は来期業績予定を未定にしているのですが

上半期をみる限り売上が10%しか増えていません。
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今までは約20%成長で推移していましたので成長企業からステージが変化のだと思います。
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細かくみてみますと、利益でいいますと、楽天市場と金融が同じくらい利益を上げています。

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金融からみてみます

一番利益を上げているのは楽天証券でも楽天銀行でもなく楽天カードで78億の利益でした。証券はマーケットの地合もありマイナスです。

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やはりリボルビングが3510億円あるのは大きいですね!(ぼくは高い金利を払ってショッピングしたくないのでこんなにも使う人が多いのは少しびっくりしました!)

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金融以外をみてみます。

国内の楽天市場をみてますとEC市場の伸びよりも劣っている感じがします。

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楽天市場をみてみますと、SPU導入後顧客が復活と書かれています。

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SPUってなんだろうと思ったら今までないポイント贈与(つまり割引)のことですね。割引に頼ると割引の蟻地獄になる危険性もあるのでそのバランスが今後の課題かと思います。(実際に利益は減っている。)

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あと、海外の流通総額は1294億円です。

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全体が8594億円なので

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海外の比率は1294/8594=15%です。

ということは85%は国内です。

そう思うと、楽天社員が全員英語をする必要があるのだろうかと思うのですが、今後伸びるのは日本より海外だからという考えなのかもしれません。

成長鈍化してますが、楽天は楽天市場、楽天カード、楽天証券などしっかりした顧客がいるので利益はこれからも安定するのではないかとも思いました。

いろいろ言われても一代で今の楽天を築きあげた三木谷社長はやっぱり凄まじい商才がありますね。当たり前ですが真似しても自分ではできません。。(^^;)(←上場企業の社長全員に思うことですね。)

  

  

  
 
     

  

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