本屋さんに行くと
『韓国は終わった』とか
『韓国経済崩壊』みたいな本がたくさん見ます。
思うに、こういったタイトルの内容を読みたい人がたくさんいて売れるからと思います
ぼくも政治的な話は色々思うことがありますし、
なんだかなぁ。と思うこともあるのですが
ただ何を書いたとしても
日本から見れば間違えない事実がありまして
それは
『日本のテレビは韓国のテレビに負けた』
ということです。
シェアの推移を見てみますと一目瞭然です。
http://toyokeizai.net/articles/-/60674
リーマンショック後が特に酷いですね。その差を狭める事ができていないのが現状かと思います。
2015年でもその傾向は変わりません。
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20160301/Recordchina_20160301048.html
生き残ってしっかり稼いでいる家電企業
(ソニー、パナソニック、日立など)は家電以外に軸を移してます。
で、そんな状態でテレビやスマホが売れなくなり
『韓国の家電産業崩壊』するときは
『日本の家電産業がさらに崩壊』するのではないかと思うのです。
そんなテレビを作りにはガラスが必要になります。
日本電気硝子は薄型テレビのガラスをメインに作っています。
テレビのシェアがこうなったこともあり2/3は韓国・中国向けです。
一番の販売先もLGディスプレイになっています。
そんな中、日本電気硝子が先ほど下方修正を出しました。
その内容が簡単に言うと全体的に売れない。という話です。。。
先ほどの話で書いた通り日本電気硝子は日本での販売はあんまりないわけですので
世界的に売れないのではということになります。
でも、この計画ってかなり甘いと思いました。
上期達成させるには経常利益ベースで第二四半期26億純利益が必要になります。
しかし去年と比べて
・売上は落ちていそう
・円高の悪影響も受けそう。
・第一四半期より第二四半期は円高になってそう。
という中で
去年の4-6月の経常利益は14億しかないより
それを10億以上プラスになる利益を出さないと修正目標には届かないのです。
それって本当にできるのかなぁ。と思うと同時に
世界中で売れている韓国のテレビの先行きがこうなら
日本のテレビ製造している企業の決算どうなるのだろうかと考えたら怖くなるのでありました。。
日本電気硝子はリーマンショックの高値を超えることができませんでした。
それというのは日本のテレビ産業の現在位置を表しているのではないかと思うのでありました。
もちろんこれから反撃できるよう期待しています!^^