バリュー株分析

アーレスティ(5852) のタイカストとPBR0.27はバリュー株なのか調べてみました

タイカスト大手アーレスティについて調べてみました。

タイカストとは

ダイカスト (die casting) とは、金型鋳造法のひとつで、金型に溶融した金属を圧入することにより、高い寸法精度の鋳物を短時間に大量に生産する鋳造方式のことである。ダイキャストとも言われる。またこの鋳造法だけでなくダイカストによる製品をもいう。ダイカストをとらえて「鋳物の産業革命」と称す向きもある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88

の事です。

 

アルミタイカストは自動車の軽量化取引先もに使われることが多く

取引先も

トヨタ・日産・ホンダ・スバル。スズキ・デンソー・アイシン等、国内大手をほぼ網羅していますね。

 

アーレスティのPBR0.27

さて、アーレスティのPBRは2019/4/30時点で0.27です。

時価総額165億ですが純資産は616億もあります。

額面通りとりましたらバリュー株でいいかと思いますが、詳しく調べてみました。

 

アーレスティの資産

資産で一番締めているのは

機械装置 409億 で

受取手形+売掛金+電子記録債権 260億

建物   137億

土地   54億

有価証券  69億

現金  42億

となっています。

アーレスティの負債

借入金(長期+短期) 280億

買掛金+電子記録債務 210億

がメインですね。

 

そうなるともし解散したら(今の所予定は当然ながら解散のありません。)

■機械は本当に409億円の価値があるのか?買取時に買い叩かれないか?

■解散する時は(あくまで例えです。)危ないときなので売掛金は回収できるのか?

■確実なのは現金+有価証券は110億前後と建物土地191億程度

 

となりますので、額面通りPBR0.27で資産があると考えるのは甘いような気がします。

とはいえ、受取手形+売掛金+電子記録債権+機械装置>借入金(長期+短期)+買掛金+電子記録債務

なので相当機械が買い叩かれない限りは時価総額以上の資産があるようにも見えます。

 

もちろんアーレスティのダイカスト技術は今後も必要ですので今後の成長を楽しみにしています!

 

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