材料株というのは実現化したときの話をいろいろ盛りこんで株価が形成されていきます。
しかし、「本当に実現化できるのか?」「実現したとしても規模が小さいということはないのか。」という疑問が残ります。
ただ、それがわかるのは数年先なのでわからない間は株価はいくらになってもおかしくないというのが怖さでもあり、面白さでもあるのかな。とも思います。澤藤電機の株価がすごい事になっています。
http://www.sawafuji.co.jp/index.php
なかなか寄りません。
澤藤電機は日野のトラックが上お得意様のメーカーで
電装品や
充電器などを販売しています。
業務用の発電機ですとそれなりの値段がしますね。
そんな澤藤電機が岐阜大学との研究で「アンモニアから水素を作る」事に成功しています。
http://www.sawafuji.co.jp/upfiles/news/20170321press.pdf
この水素から燃料電池できるとのことです。
用途についてもいろいろ書かれています。
■運搬しやすいので普及が簡単しゃすぃとのことです。
液化水素運搬トラック
液化アンモニア運搬トラック
確かに運搬しやすそうです。(拾った画像がたまたまそうだったらすみません。)
それにしても、ぼくはこの文字を鵜呑みにしたら凄い売上になるのはなんとなくわかります。
■アンモニア自動車がMIRAI(水素自動車)みたいになる。
■今まで通らなかった途上国でも発電が簡単にできる。
考えただけで今の規模ではありません。
ただ、この文には「そのための課題」というのが書いていないのでもそのを読みとらないと即利益を生むみたいな夢物語だけになってしまいます。
■燃料電池車は電気自動車に負けて普及しないのではないか?
■そもそも燃料電池車は澤藤電機では作っていないので、トヨタ(日野)が協力してくれるのか。
■発電が必要な途上国にアンモニアを運ぶのはビジネスとして成り立つのか。
などいろいろありそうです。
でも、そういった専門家ではありませんのでよくわからなかったりします。
正直、どこが適正な時価総額はわかりません。
今の10倍以上かもしれませんし、技術ができてもビジネスは全くできずはストップ高の前の水準が適切なのかもしれません。
わからないからこそ株価はどんな感じでも動くのが材料株ではないかと思うと同時に、
本当に世界に普及する発明ならば日本発の技術として心から喜べることなのではないかと思うのでありました。^^