1つのツイートで1週間で株価も会社の立ち位置も大きく変わるというのはSNSが進化していない昔ではありえない話ですね。
今回の高額請求問題に対しては詳しい事はわからないので割愛しますがPCデポの資料を見てみますと
「パソコンが売れなくなってきたのでサービスに傾斜しすぎた結果起きたのではないか。」
と思いました。
PCデポの決算を見てみると、ここ数年売上は500億円程度で推移していますが
利益は2014年から右肩上がりになっています。
内訳を見てみます、
2016年度3月期 商品257億 サービス260億とサービスの割合が高くなっているのですが
4年前の資料では
2012年度3月期 商品359億 サービス150億となっています。
サービスの割合は29.4%です。
商品 100億円減少
サービス 100億円増加
ということですね。
3年前の資料を見てみますと
SLP店化の推進と書いています。
これによりますとストックビジネスに変わるし
利益率が上がると書いています。
サービスに特化した専門店も多数できています。
ここでふと思うのですが
修理だけなら「ストック(定期的な収入)」ではなく「フロー収入(一時的な収入)」となるはずです。
そう考えたらPCデポは毎月定期的に売上が成り立つプレミアムサービスを重点的に販売していそうな気がします。
サービスの詳しい値段はホームページには書いていなかったのですが
i pad付き雑誌購読サービスを売り出していました。
この契約は3年間ということなのですが(雑誌を3年間縛りというのはなにか違うと思うのですが。。。)
このサービスはお得なのでしょうか。
3年間で支払う金額は
2200円*12ヶ月*3年=79200円になります。
ipad air2 は44800円ですので
i pad air 44800円
週刊ダイヤモンド 34400円(月々955円)
これが高いかどうかはわからないのですが
最新号以外はオプティムのタブホでたくさんの雑誌が月々500円で読み放題なので
https://tabuho-portal.optim.co.jp/
それと比べたら1つの雑誌で月950円は結構高いのではないかと思いました。
話を戻しますと
サービスで4年で売上100億円UPということは
いい言い方をすれば業績としては素晴らしい。
悪い言い方をすればノルマ高すぎなのではないかと思います。
月々5000円のサポートサービスとしても100億/5000円*12=16万人必要となります。
PCデポは70店舗ありますので4年ですと
16万人/70店舗=2285人
2285人/48ヶ月(4年間)=47人
ということは
1店舗で1日1.5人(47/30=)月々5000円払ってくれる会員を増やせば
なんとかこの目標は達成できます。(厳しいノルマだとは思いますが。。。)
今回の独居老人に高額定額サービスというのは
そういったノルマに追われたのではないかと感じるのでありました。