前のブログではPCデポについて書いてみたのですが
サービスで利益を増やした背景には
■PCデポの業績推移
パソコンがむかしより売れないといった時代背景があると思います。
ぼくが使っているのパソコンも五年つかっても壊れる気配がありません。(処理速度はかなり遅くなってしまってますが(*_*))
では、別のパソコンショップはどうだろうと
MCJを調べてみることにしました。
MCJはマウスコンピューターを初めとしたパソコン部品を様々販売しています。
利益の伸びはPCデポと同じく2014年から増えていますね。
■MCJの業績推移
このからくりはなんだろうか。と調べてみました。
では2014年度の資料をみてみますとXPのサポート終了でパソコンが売れたと書いてあります。
あれ?2014年度はサポート終了で売れたのならなんで2015年度は売れたのか謎になります。
資料をみてみましたら
ヨーロッパでモニターが売れたためと書いてあります。
iiyamaブランドはヨーロッパにも通じてるのですね。
で今期(2017年度)は段違いに好調なので
株価も好調なのですが
その理由がCMによりパソコンが売れたからというものでした。
中村獅童さんですね。
ぼくはCMが良かったというのもありますが商品が良かったと思ってます。
マウスコンピューターでどんなパソコンが売れているかといいますと
■手頃な値段のSSDノートブックです。
正直この作戦はうまいなぁ。と心から思うのでありました。家電量販店にいくと
■まだHDDパソコンをたくさん販売している。(SSDはHDDに比べて処理が早い。)
■しかしSSDパソコンになると一気に値段が跳ね上がる。
といった問題点がありました。(MacBook,Surfaceより魅力あるものがあまりないと国産パソコンメーカーに対しては強く思ってます)
そこでSSDの単価が徐々に下がってきたから、先述の弱点を克服し即商品化して勝負するのは素晴らしいと思います。
まとめてみますと
『他のメーカーが作らない魅力あるものを作って利益を伸ばす』という至ってシンプルな方法(しかし、ものすごく難しい)で業績を伸ばしていることに気がつきました。(スティックPC,MADOSMAもこの社風だからできたと思ってます。)
MCJの中長期ビジョンをみてみますと製品力とIT感度の高いお客様に訴えると書いてありました。
感度が高いお客様に訴えるのは騙すことはできません。
もちろん、今の安価なSSDパソコンもどこかに模倣されたり時代遅れになることがあると思います。その時は、今のMCJにある他のメーカーが作らない製品開発力で乗りきれるのかもと書きながら思うのでありました。