たまに飛行機に乗るのですが、飛行機の中が熱いとか寒いとか感じた事は一回もなく
快適な空の旅を毎回味わうことができます。
それって当たり前に感じますが、空にエネルギーを運ばなければできないわけで
石油以外にも電気を飛行機に供給しないと快適な旅にはなりませんし空も飛びません。
エージーピーは飛行機に電気や冷暖房の空を届ける事業をしています。
こちらが電気を届ける機械で
こちらが冷暖房の空気を作る機会になっています。
待っている間に供給されるわけですね。
さて、エージーピーの業績が好調で株価も好調です。
上期と下期を比べてみますと
上期
下期
毎年 上期<下期に利益が偏っています。
そんな中上期が好調ということは毎年通りの動きならば上昇修正も見込めそうですね。
それにしても今回エージーピーの株価は急騰しています。
長期チャートで見てみますと圧巻の一言です。
2002年14年間貯めたエネルギーが爆発したようにもみえます。
あっという間に3倍ですね。
では、なぜ14年間のレンジが230-480と株としては狭いレンジで動いていたかといいますと
いろんな意味で「安定している。」ということだと思うのです。
エージーピーは日本の主要8空港を抑えていますが
これ以上空港増えても主要空港ではないのでそこまで伸びません。
しかし、1度受注した空港に対して毎年提携先が変わる業務でもありませんので減ることもありません。
それなのに業績が大きく変わるというのはなかなかないと思います。
あるとすれば、今回の相場のスタート点になる事業の期待の部分かと思います。
今回の株価上昇は丸紅との新電力事業で協業・開始から始まっています。
10月には早速業務開始となりました。
ここで1つ疑問が産まれます。
・空港内の電気の需要(飛行機に電気を供給する事業)で新電力を使うのはとても理解できるし効果が生まれると思うのですが、空港外って売るルートってあるのか?
ということです。
AGPでんきを買いたいという企業が生まれない限り売上は増えません。
代理店として「原田」と契約した。と書いてありますが
原田は従業員55名の会社なのでそこまでの販売網があるとは思いづらいです。
そう考えたら、今回の新電力はエージーピーの業務に関係しそうな空港で使うために設立して新電力の業績としては
エージーピーの100億既に売上が規模にとっては会社の言うとおり影響は軽微なのではないかと思うのです。
とはいえ、通常の業務は安定して成長すると思います。
飛行機は大型化して
ボーイング747から
B787に変わり
必要電気量も2倍になります。
それでいて外国人観光客がさらに増えるとなれば飛行機をより使う=エージーピーの事業には追い風なのは間違えないわけで株価の行方はわかりませんし、株価の期待に応えられるかはわかりませんが、しばらくは成長するのではないかと思いました。
飛行機に求められるのは「スリル」ではなくて「安定」です。
エージーピーの業績の推移はそれこそ飛行機のように安定していますね。^^
そう思ったら安定とは違う値動きの
今の株価の値動きの結末が気になるのでありました^^