201601/20公開
株式市場が大荒れの日々が続きます。
株式市場は景気の先行指標と言われているので
景気が良ければ株価は適正に戻すと思いますが
景気が悪くなれば日経20000円は夢のまた夢です。
この株式下落が夢であって
真実でなければいいと思うのですが
そう思っていたら景気に一番敏感の
人材派遣業の夢真ホールディングスについて調べようとおもいました。(また無理した始まりですみません(_ _))
驚愕の高配当銘柄
景気減速を織りこんでいると思うのですが6%以上の高配当です。
建築技術者派遣
長年勤められるようなキャリアプランや研修もしっかりくまれています。
流動的に動ける派遣労働者というのはいろいろ便利が良さそうです。
びっくりの中期経営計画
そんな夢真ホールディングスは中期経営計画を出しているのですが、
これを見た瞬間本当に怖くなりました。
なぜなら、どう考えても、大量退職前提で計画をたてています。
汚い言葉でいいますと使い捨て正社員といったところでしょうか。
もちろん会社がすべて悪いという事というより
派遣社員とはそういうものだということなのですが。。。
計算してみます。
2760人から来期2000人採用すると
4760人になります。
しかし、会社予定ですと3500人です。
3500人のうち2000人新卒としますと
(実際は一年以内で辞める方もいるのでもっと割合は減りますが。。)
社員2760人のなかで1500人は残り
1260人はいなくなります。
1260人/2760人=45%もいなくなることになります。
なにが『安定雇用』なのか
なにが『ステップアップ』なのか
うーん。ほとんどの正社員には関係言葉になってしまっています。
なぜやめる事になるのだろうか。
ぼくは派遣労働者の経験がないので想像なのですが、
就職するときに『一年でやめよう!』とか『半年でやめよう!』と思って就職する人はいないと思います。
それを派遣先で辞めようと思うきっかけってなんだろう。と思います。
ただ、年収というのはなんとなく入る前からわかっている話かと思います。
なので口コミも全部鵜呑みにすることはないですがそれでも高い離職率だなぁ。と思います。
ほぼ半分やめたくなる理由はなにかあるかと思います。
資本主義というのは自由の名の下、合法的にお金持ちがよりお金持ちになることの多い制度かと思います。
(もちろん努力などで逆転できる所は多々ありそれだからこそ救いがあるのですが)
しかし、会社は大きくなっても、
正社員のほとんどは早期退職だと腕もないかと思いますので完全に使い捨てです。
ということは人生設計もできません。
もちろんぼくにもわからない事情が多々あるかと思うので資料に
◆なぜたくさんの正社員がやめるのか?という説明もつけてほしい。
と強く思うのでありました。とにかくこの経営計画が普通と考えれるのは『怖い』という感情がどうしても産まれるのです。。
追伸
これが派遣業なんだよ。と思うところもありますが、
13年前ぼくの大学に来てた夢真と同業者は就職説明会で『ほとんど辞めますよー。』という説明はまったくしてませんでしたので。(←それは当たり前ですね(^_^;)
2016/3/5 追記
問題提起は偽善なのか?解決方法はないのではないか?
書きながらほんとうに怖いと思って書いた記事でした。
そう書いている自分も運がいい事に正社員でいて
「(今のところは)クビだよ。」とは言われなさそうですので
(大金持ちのテレビ朝日の職員&古舘さん)報道ステーションが貧乏人を憂いる
と同じ偽善なのかもしれません。
でも、偽善であっても派遣を増やすことは会社が儲かっても
貧富の差がよりでてきて最終的には社会全体が悪くなるのではないか。
かといって、むかしみたいな絶対正社員で年功序列という時代がいいのかと言われたら
GDPも物価も上がらなくてそんなのは夢のまた夢の話。
そうなると優秀な社員を雇うには高い賃金が必要。(海外と比べて極端に低くはできません。)
そうなるとそのしわ寄せのために派遣が必要。
うーん。
答えのでない話です。
決算発表
第一四半期の決算が出ました。
増収減益でした。
営業利益の説明には前第3四半期に限定した低単価戦略を終了と書いてありました。
しかし、平成27年9月期 第3四半期決算短信をみましても「低単価戦略」という文字は書いてありませんでした。
ここで
■なぜ平成27年9月期 第3四半期決算短信に「低単価戦略」の文字を書かなかったのか?
■なぜ「低単価戦略」を行う必要があったのか?
という謎が出てくるのでありました。うーん。。。
追記の追記 2016/10/17 続編書いてみましたのでコチラもぜひ。