株価が高いというのは資金調達しやすい。ということでもあるのですが
その効果がよくわからないとはてな?ともなるわけで
でもそれは経営陣は分かっていて凡人のぼくはわからないということもあります。
GNIが新株発行を発表しました
135億円の資金調達になります。
17.54%の希薄化です。
GNIグループの資本は45億円ですので
1000万円貯金がある人が3000万円新株でゲットといったところでしょうか。
わかりづらい例えですみません^^;
では、その135億円をどのように利用するのでしょうか。
一番はBAR社の買収に使っています。
今後はどうなるかは置いておきまして純利益6億円だしていますので60億円買収にかかっても仕方ないし、ここがチャンスとGNIも思ったことでしょう。
で、残りの70億円は研究費用になっています。
だいたい3年間の研究費になりますので一年あたり23億円になります。
ここで、ぼくは一つの謎が生まれます。
「この研究費をうまく使いこなせるのだろうか。」
ということです。
そのような事を書いたら研究員に失礼ではないか。と怒られてしまいそうですが^^;
なぜそう思ったかといいますと
2016年度の研究費が2.7億円
2015年度の研究費が3.7億円
だからです。
つまり今までの9倍以上の研究費を毎年使うのです。
それってうまく使えるのでしょうか。
ぼくがお小遣いが50000円として(そんなにあまりません。そんなこと聞いていないですね^^;)
突然「来月から50万円。」となった時に、うまく使う自信は全くありません。
多く残してしまうか、浪費してしまうのが目に見えています。
GNIグループの社員にはお金があってもお金を有益に使うノウハウがあるのだろうか。と思うのです。
その心配を払拭した素晴らしい研究結果になってほしいですね。
新株予約券の株価は直近の株価で決まりますが
最近の3倍以上の株価で決まるというのは
初めから上げる事を狙わないと難しいと思います。
突然モルガン呼び出して「明日新株発行するから135億円よろしくね♪」と言われても無理だと思いますし
この発行がないと、買収は無理だと思います。
しかし、180円の株価で発行したら株券で今以上にじゃぶじゃぶ溢れますので既存の株主の絶望はすごいものになります。
(と、書きながら今の株主も絶望している!!!!!!!と突っ込まれそう^^;)
権利とはいえ、そういう無理な調達ではなく行うにしても身の丈にあった調達ってできないのかな。
と書きながら思うのでありました。