ゲームのソフト開発支援のを展開しているシリコンスタジオの2Qの決算が発表されました。
半年前に書いた時とくらべてみますと
2017/01/17 決算の感想 シリコンスタジオ(3907)4Q
昨年度
今年度
■他社ソフト開発支援→少し増収でも赤字拡大
■ソフト運営→減収赤字
■派遣業→増収増益
になっていますので
半年前と基本的な流れは変わっていないですね。
通期達成には 売上 48億 経常 4億 以上必要になります。少し高いハードルに感じます。
赤字部門の短信を読んでみますと
開発支援は後期大型受注すべく営業活動をしている。と書いていますので、まだ受注していない状態ですし
コンテンツは、主要タイトルはマイネットに売却していますので
下期リリースのアプリが当たるかどうかということになります。
つまり、どちらも確定的なものはないので、厳しいのではないかと感じてしまいます。
もしかしたら、大幅に増えている前受金が既に受注している何かかもしれないのですが。。。
さて、シリコンスタジオは女性向きアプリを来年リリースと書いています。
シルエットを見る限り乙女ゲーの気がします。
確かに当たれば、ゲーム以外にもグッズ、CDなどが売れますのでまたさに一石二鳥以上だと思います。
ただシリコンスタジオには向いていていないような気がします。
といいますのも、シリコンスタジオの売りはグラフィックだからです。
しかし、女性向け(イケメン)アプリにはその技術はあまり必要ありません。
そうなるとシリコンスタジオはノウハウがない状態からつくらなければいけません。結構ハードル高いような気がするのです。
イケメンだから全て売れる事は絶対ありません。
それに簡単に売れるのなら資本力が一番あるバンダイナムコのアイドリッシュセブンが世界を牛耳ってもおかしくないのですが現実は違います。
裏を返せばだからこそチャンスがあるということになるのですが、後発は前より優れていないと厳しいわけでして、
そう考えた時にシリコンスタジオの売りの部分で勝負した方が良かったのではと思うのでありました。