バイオ株分析

2017/02/05  小野薬品工業(4528) 3Q

オプジーボの小野薬品の決算です

小野薬品の規模の会社で売上1.6倍というのはオプジーボのすごさを改めて感じます。

こちらが薬の収益額となります。2009年発売の糖尿病の薬クラクティブ錠でも300億円程度売れています。

グラクティブ錠の効果と副作用(https://druginformation-clinic.com/glactiv/)

やはり新薬が当たるというのは大きいですね。

後、先ほどの図を見ていたらオプジーボが4Qの売上が223億で達成になっていて

これだったら通期予想も楽勝なのではないか。と思ったのですが


2月からオプジーボが半額になることが国会で承認されています。
オプジーボ 根拠乏しい「50%引き下げ」…17年2月に緊急薬価改定(http://answers.ten-navi.com/pharmanews/8141/)

ぼくとしてはもちろん薬価を下げていくのは必要だとは思うのですが
国会が人気取りのために、今までのルールを無視して急に値下げに踏み切るというのはルール違反だと思います。
超法規的措置がOKなら企業は見積もりをすべて作れなくなります。
極論を書きますと、超法規的措置OKからそれこそ与党の嫌いな政党は立候補してはいけない。
とか泥棒でも無罪という事もできてしまいます。
なので、するにしても今まで通り、薬価改定時期に改定すべきだったのではと思うのでありました。

とはいえ今後も様々オプジーボは様々ながんに適応される可能性がありますので期待大なのは間違えないですね。

追伸
今回の薬価改定の何が嫌だったかを書きますと
「新薬で高額で販売するのは悪」みたいな考え方が通ってしまうのが嫌だったりします。

新薬は研究にすさまじい金額を使って研究します。
もちろん薬にならなく途中で頓挫したのもたくさんあります。
その費用を回収となれば初め高いのは仕方ないと思います。
(国が払うのが大変なら初めから適応外とすべきです。)

その製薬会社の努力を軽く扱っている気がして嫌な気分になったのでした。(><)      

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