がん患者でがんが治るのであればいくらでも払うと思う人はほとんどかと思うのですが実際薬価が高いという問題があります。しかし、高額療養費制度がありますので保険によって支払われています。本当に日本はいい国なのかもしれません。
さて、小野薬品のオプジーボの売上が桁違いに伸びるとIRがでました。
1260億円です。
凄まじい金額です。
やはりがんに対して画期的な薬であることは間違いありません。
それはそれでいいのですが
自己負担以外は医療保険制度が支払うことになります。一体今回の事で小野薬品にいくら医療保険から支払われていくのでしょうか。
実際どれくらい治療にかかるのか書いてあるホームページがありました。https://cell-medicine.com/topics/超高額の抗pd-1抗体:経済的負担を半減する方法/
読んでいきますと
100mg72万円です。
100mgということはリポビタンBと同じです。
読んでいて少し違和感を感じました。
100万円は覚悟しなくてはいけません。と書いてますが1500万円を100万円で手に入れるのなら覚悟という言葉は似合わないと思うのです。
1500万円中100万円ということは
1400万円つまり93.3%が保険適用になります。
となりますと、小野薬品に対する売上1260億円×93%=1171億円が医療保険になります。
つまり、ざっくりいいますと
毎年日本国民1人あたり1000円弱がオポジーボのために医療保険で支払われ小野薬品の売上に貢献するのです。
再来年になればさらに売上が伸びるのは想像できます。となりますと、1000円は軽く上乗せされます。
ぼくは日本の医療保険制度は素晴らしいと思うので残せるのなら残してほしいのですがもしこれからも新薬がでたりすれば破綻は目に見えてます。
オプジーボは例えるなら乗りたいといえば全員レクサスに乗れるチャンスがあると同じなのではないかと思うのです。
それって本当にいいことなのか。そして自分がその立場になったときにしっかり払えるようお金コツコツ貯めていきたいと思うのでありました。