昔に比べてCDが売れなくなりました。
1位は握手会の影響もあるAKB48グループが独占してうれていますが
http://www.oricon.co.jp/special/49069/2/
上半期50位になると50000枚なくてもランクインできてしまいます。
三山ひろしさんのけん玉もびっくりです。
そんなランキングを発表するオリコンの売上が年々下がっています。
雑誌オリ☆スタ(ランキング掲載雑誌)の廃刊が大きいです。
ただ、オリコンの場合は顧客度満足度調査の売上が伸びています。
これからも調査対象を増やしていきそうですね。
ただ、ぼくはオリコンのランキングには大変不満を持っていまして
「オリコンの音楽ランキングは時代を表していないのではないか。」
今回の廃刊も時代に乗り遅れているからだと感じています。
アメリカのランキングと比べてみましょう。
今週のアルバム・チャートですが
2位にDrakeのViewsがランクインしています。
(このアルバムは多分今年一番売れるアルバムになるかと思います。)
これを見ますと
CD 22022 UNIT 77167
と書いています。
アメリカでは
CDの他に
・i tunes等でのダウンロード
・Apple Music,spotify,TIDAL等のストリーミングがランキングに入っています。
「そんなのインチキ」ではないか。と思う人がいるかと思うのですが
ぼくは今のオリコンのほうが時代遅れだと思います。
ダウンロードでもストリーミングでも「お金を払って聞いているという事」は間違っていません。
その年々増えている人たちの存在を無にしてランキングを作っている現状こそ時代遅れだと思うのです。
だからこそデータの価値がなくなって雑誌が廃刊になったのではないのでしょうか。
日本での i tunesのポイントを見てみますと
http://www.tnsori.com/20160905-itunes-topsongs-weekly
1位はRADWIMPSが君の名は。効果で独走していますがシングルでは発売していません。
これがないものとして扱われいるのです。
記事によりますと
http://www.garbagenews.net/archives/1915050.html
有料配信は471億円あります。1曲あたり250円としますと。
471億円/250円=1.8億枚になります。
ストリーミングがより主流になりますと1曲あたりの単価は安くなります。
それがいいことかはわからないですが聞く人数を正確に把握するのならランキングに
デジタルものを入れるべきだと思うのです。
インフレ・デフレと同じで気持ちの問題って大切だと感じます。
音楽業界はライブ等好調なのに「CDが売れていない。」というイメージを業界に植え付けるのは
ぼくは諸悪の根源だとおもっています。
それよりも「(全てを加算してでも)ミリオンセラーを量産して音楽が売れている。」というイメージをもっともっと創ったほうが
音楽業界にとって良いのではないか。
それをするのがオリコンの役割なのではないかと思うのでありました。