株の面白いところに
今まで最強と思われた銘柄が弱くなったり。
今まで最弱と思われた銘柄が強くなったり
するところだと思います。
『はい。変わりまーす。』みたいな宣言があれば買いポイントが判るのですが、そのような宣言が何もないところが株の面白いところでもあり、怖いところでもあると思います。
グノシーは上場してから
1/5になってから3.5倍になっています。
初めからのホルダーは大変かと思いますが、それは置いておいても、この復活劇はなぜ復活したのかを考えてみました。
まず、見て思ったのはPER42と書いてますが売上に関しては上方修正がある(そして何もなければ利益も大幅にあがりPERが下がる。)可能性が高いのではないかと思いました。
1Qの売上は16.8億円で
今期予想は65億円なので 、もし1Q(16.8億円)×4=67.2億円です。
しかし、売上に関しては四半期の売上の推移をみてみますと右肩上がりなので、右肩で上がった分だけの売上と利益が上方修正になるのではと思います。
では、 この状況は続くのでしょうか。個人的には減る前に横ばいになると思いますし、 ネット広告業界はどの会社でも4-6月が一番弱いので減少と考えるより、今まで通り成長すると考えたほうが自然かと思います。
では、何故売上が伸びているのでしょうか。
構成をみてみますとADNWが成長の原動力になってます。
ADNW?って思ったのですが、『アドネットワーク』の略ですね。
アドネットワークとGunosy Adsの違いってなんだろう?有価証券報告書を見てますと
Gunosy Ads→お客様の性別や趣味など登録した情報から広告拡散する。
アドネットワーク→ お客様がみたホームページから広告配信する。という違いですね。
アドネットワークは最近のSSP,RTBはフリークアウト、 アイレップ、フルスピードなど業績好調な企業が多いのでまだ伸びる可能性がありますね。
あと、グノシーとして様々な広告配信できるサイトを持っているのも強みですね。
肝心のグノシー自体使っている人は増えているのだろうか?という疑問もあるのですが、広告費も結構かけてますので大きく減る可能性も少ないのではないかと思います。(ここの部分はゲーム業界と同じですね。)
冷静に考えたら広告を出す側からみれば『見ている人の年齢、地域、趣味、性別が判る。』というのは大きなアドバンテージですよね。
新聞に白髪染めの広告をだしても20代が見たら広告費の無駄でしかありません。
その観点からネット広告が伸びる→グノシーが伸びるのも少しわかるのでありました。
追伸 と、書きつつもグノシーを使っていないのでわからないのですが、グノシーのコンテンツ が想像以上にダメなら広告をしても、利用者減少→広告配信数減少ということもありますね。(..;)
2016.10.27記
2017.1.14追記
書いてから3ヶ月後この日記の予想通り上方修正しました!
(外れた日記はそんな事を書かないで、当たった時はどや顔で書いたらだめな人の典型的な追記ですね(^_^;))
書いたアドネットワークサービスがさらに伸びています。
やはりGunosyは
『ニュースのおまとめサイト』と考えるより
『フリークアウトやユナイテッドと同様のお客様の趣向にあわせて広告を配信する企業』
と考えないと本質を見誤るのかな。
と改めて感じるのでありました。