ぼくは基本的にのんびり現物持ちっぱなし投資法なのですが
最近、強く思うことがありましてそれは信用取引・先物取引をしなくて良かったということです。
何故なら今期決算は円高の影響によって企業業績がそんなに期待できない。と思っていますので
↓
全力空売りもしくは全力ショート
↓
今週の株価上昇&資産がなくなる
↓
破産
となってたのが簡単に想像できます。
で、書いて思ったのですが
本当に決算で為替の影響を大きく受けるのでしょうか。
一概に
大企業→世界に進出している→影響あり
マザーズ企業→世界に進出していない→影響なし
と、思っているのですが
では、大企業はそんなにも受けるのでしょうか。
もちろん大きく受ける影響を受ける会社もあれば受けない会社もありますが調べてみたら面白そうです。
ということで、何回か大企業の決算の見通し為替の影響はどれくらいかメモ代わりに書いてみたいと思います。
ということで、安川電機が先日決算を発表しました。
安川電機はインバータやロボットで4000億円を売り上げています。
インバータの説明を読んでいると工場に必需品なのがよくわかります。
ロボットがロボットを作る光景とは結構圧巻です。
日本での売上が30%程度で2015年度は北米が好調です。
で、来期の見通しは為替の影響を受けて減収減益です。
約20%の減益はちょっと大きい気がします。
内訳です。
円高によって66億も減益を受けています。
2015年120円2014年110円見通しなので平均10円の円高を想定していますね。
現在がドルもユーロも想定レート近辺になっていますのでこの水準が続けば計画通りになりますね。
ただ、営業利益をみて思ったのですが
もし1ドル120円になって為替要因の66億の減益がなくなったとしても減益になっている。ということです。
―87億+66億=-21億です。
特殊要因というのがなんなのかちょっと気になるのですが
もし特殊要因がなくなったとしても
-21億+30億=9億の増益です。
367億から9億増益と言ってもそれだと誤差になってしまいます。
工場の設備投資が良くないとなかなか売上は伸びていかないと思います。
となりますと、利益が向上するには
・平均120円以上の円安
・会社の見通し以上に景気が良くなる。
と2つしかないかと思います。
そこを注目しながら3ヶ月後をチェックしてみたいなと思うのでありました。