新興・中小型株分析

ラオックス(8202)で気になるふたつのこと

(過去に途中書きのものをまとめました。こんなこと知ってるよ。と言われてしまいそうですm(_ _)m)

インバウンド銘柄の代表として半年前好調だったラオックスの株価が半分以下になってしまいました。

20160103_172254

銀座という一等地にも出してますし
現在出店ラッシュです。

20160103_172617

外国人にむけて両替施設とかもしっかりしています。

20160103_172601

それなのになぜ株価が下がっているのでしょうか?資料をみていたら2つどうしても気になることがありました。

1.一店舗あたりの売上減少について

月次を見てみます。
20160103_172344
これによると過去最大の売上を記録と書いてあります。ただ、この一年で15店舗も増えています。ほぼ二倍です。

では、一店舗あたりはどうなるのでしょう。
(大きな店舗、小さな店舗全部まとめますね。)

昨年の11月の売上を1000pointと仮定して

1000point÷17店舗=58.82point

で、今年は
1350point÷32店舗=42.18point
になります。

ということは
42.18÷58.82=0.717倍

となりますので約30%売上が落ちています。
30%は結構実感できてしまう数字かと思います

2.在庫が多すぎ!?

短信をみていたら大きく資産の商品が変わっていました
20160103_172238

45億円→161億円です。
3.5倍です。店の数は三倍も増えていないので
過剰に商品があまっていることになります。

家電製品は新商品があまりでないと思うのでいいかと
思うのですがクーラーやテレビなど毎シーズン新商品がでるものは商品として残しておいても
価値が下がる一方です。
その処理はどうするのか気になります。

次回の短信でかいぜんされていればいいのですが。。。

最後に免税店というのは
ラオックスだけでなく家電なら免税対応に
親切な店もたくさんでてきています。

20160103_172319

その中で生き残るのは結構大変なのではないかと思うところもありますし、中国の団体客をたくさんつれてこればなんとかなるのかもと思ったりもします。

ただ、カードに上限制限がかかったのでいままでみたいにいくかはわかりません。
http://www.sankei.com/smp/world/news/151001/wor1510010029-s.html

ただ、大量出店や商品の激増など
取るところはリスク考えなく全力でいくダイナミックさはまさしく中国という感じがしました。

今年も訪日客は増えるかと思いますが
その流れからビジネスの神様が微笑む企業がでてきそうですね!

 

 
     

-新興・中小型株分析