はじめに。
決算を見てカナモトの事について書いて見ようと思ったのですが
カナモトは僕の文章を読むよりも
ラジオNIKKEIでIRセミナーを聞いた方が何倍も役に立つと思いますので本当に調べるのでありましたら
まずそちらを聞いた方がいいと思います。
それにしても凄いIRセミナーの回数ですね。
オリンピックに向けてではないですが
ここ数年駅前の再開発が本当にすごく多くなっていると思います。
名古屋駅も駅前にポコポコとたくさんビルができていて
10年前と景色が変わってきています。
その工事には必ず建設機械が必要となります。
このような工事の建設機械の大半は会社の購入ではなくてレンタルになります。
やはり工事はあるときない時があるので建築会社にとっては保有することがリスクになるのかもしれないですね。
建機レンタルの大手カナモトが12/9に決算を発表しまして直近では最高の売上になっています。
カナモトがレンタルしているものといえば
ショベル
はしご車など
建設に使うものほぼ全てをレンタルしています。
使用した建機は最終的にオークションで売却しますのでその売上も期待できそうです。
(でも、オークションで買われるということはこのような建機の寿命ってかなり長いのかもしれませんね。)
で、なぜ売上が上がったのか短信を見て見ますと
熊本地震や北海道の豪雨災害での特需について書かれていました。
熊本地震は4月に発生して忘れてしまっているところもあるのですが
現状復旧していないところはまだまだあります。
そのようなツアーも行われたとニュースにありました。
http://www.jiji.com/jc/pm?id=20161130171233-0022832084
熊本市のホームページを見て見ましたら
国の施策に対しての要望書が掲載されていまして
今回の地震で1.6兆円の被害が出てしまっているとのことで
各省庁への要望がたくさん掲載されていました。
詳しくはこちらをクリック。
http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/List.aspx?c_id=5&class_set_id=2&class_id=2441
つまりまだ全く終わっていないということになります。
で、カナモトは1月に九州地盤のニシケンを子会社にしたので
復興工事の恩恵があったのかもしれませんね。
(ただ、熊本の復旧だけでいえばカナモトはシェアが低いので他の会社の方が恩恵があるように思います。)
復興が終わったりオリンピックが終わった場合はカナモトのレンタル機器が余らないのだろうか。
という一抹の不安はあるもののどちらも終わるのはまだまだ先の話になると思います。
まずは復興が少しでも早くしてほしいなぁ。と思うと同時に
その時は建機大活躍してる事を今後頭に入れておかなくてはと思いました。
縁の下の力もちですね。
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