新興・中小型株分析

ジーニー(6562)の決算(下方修正)とインターネット広告(SSP,DSP)・新株予約権を分析しました

ネット広告(SSP主力)のジーニーが下方修正を発表しました。

ジーニーの下方修正

結構大きな減収減益予想です。

理由を呼んでみますと

アドネットワークの広告配信ポリシーの見直しにより減収が主な要因です。違法に近い広告を取り締まったということですね。

4月に海賊版の漫画サイトを配信をおこなっていたと発表していましたのでこれが要因なのかもしれません。

https://geniee.co.jp/news/20180417/140

ただ、これだけで50億というのは大きすぎるのでこれら類似するもののあったのではと考えてしまいます。

変な喩えなのかもしれませんがネット広告界のスルガ銀行だったのかもしれません。

ジーニーの下期予想

ただ、下期業績予想で気になることがありまして

予想では3Qをボトムに4Qはちょっと回復の予定なのですが

有価証券報告書にネット広告は1-3月に強いと書いてあり、売上も段違いの予定です。

ということは4Qはもしかしたら控えめなのかもとも思います。

 

ジーニーのストックオプション

ただ、どうしても納得行かない点がありまして

4月漫画村対策発表

の次に5月に役員へのストックオプションを発表しています。

しかし、取締が下方修正の理由なら既にジーニーの中で「今年は厳しそう」とわかっているはずです。

そのような中。ストックオプションというのは下方修正したらできなくなるからして先にしまおう。と考えてしまいます。。。

 

インターネット広告とSSP

ネット広告時代はテレビ・新聞→ネットへの広告シフトが進んでいてこれからも伸びる産業なのは間違いありません。

アフィリエイトではなくSSPならなおさらです。

たからこそ4Qの伸びですと単純に他社に負けている可能性もありそうです。2017年はSSPはほとんど業績良かったものの2018年は勝ち組・負け組が少し分かれているような傾向はありますね。

今後の展開に注目ですね。

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