上場企業としては株価が上がる事を意識して経営するものだと思うのですが
業績とかはひとまず置いておいて
「優待を充実する」という事で株価向上を狙うというのもありだと思うのです。
しかし、外食なら優待で金券を出せば簡単なのですが
なかなか自社の商品を利用しづらい企業というのは
QUOカードを優待にして株主に還元という企業も多々あります。
11/18にQUOカードの優待と分割と増配を発表したブロードリーフが
本日ストップ高になっています。
もちろん今まで軟調だったからリバウンドという側面もあるかと思いますが企業としては大成功です。
ところで、クオカード優待のためブロードリーフはいくら使ったのでしょうか。
ブロードリーフの株主は3300人です。
ありえないだすか全員100株としまして計算しましたら
最大3000円のクオカード×3300人=990万円です。
ブロードリーフは10億円は利益が上がっていますので1000万円は軽くでる金額になりますね。
あと、今回増配になっていますが実質的に12.5円の増配です。
これは企業にどれくらいの負担増になるのでしょうか。
株数は4800万株ですので
4800万株×12.5=6億円の支出となります。
このペースで来期もいくのでしたら
4800万株×25=12億円の支出になります。
そうなると丸々利益を株主に還元することになりますね。
クオカードとインパクトな同じかもしれませんが実際使う費用は全く違います。
ところでブロードリーフはどんな会社なのでしょうか。
自動車の整備工場で説明が簡単にできるタブレットソフトや
部品をかんたんに取り寄せるシステムなどを販売しています。
またしっかりした整備企業に対してカーウンセラーとしてその活動を広げています。
ただ昨年はちょっと業績が悪く現在立て直している状態です。(と言ってもしっかり黒字ではあるのですが。。。)
正直言いますと、カーウンセラーが246店舗というのはまだまだ拡大余地があると思うし、そう思わせるものがまだ少ないのかなぁ。とも思いました。
なぜなら自動車整備工場はプロトコーポレーションによりますと92156工場もあります。
ということは、もっと魅力のあるシステムなら拡大余地がまだまだあると思いますし、厳しい言葉を言いましたらそれがまだ乏しいところもあるので今の社数なのかもしれませんね。
と、ざっくり調べてみましたが、今日の値動きを見てみたら増配や優待新設というのは株価にとってまだまだ魅力的なものになるのかなと再確認するのでありました。
追伸
と、いろいろ書きましたが個人的には増配ではなく企業を成長させる投資に資金を使ったほうがよかったのではとも思ったり。。。。^^;