新興・中小型株分析

シンプロメンテ(6086)の乃村工藝社との資本提携及び業務提携について考えてみる。


外食業界は「コンロとかクーラーとかが故障して休業します。」
というのをあまりみた事がありません。

「大切に使っていて壊れない。」という可能性もあるのですが
家の何倍もの時間使っているのですから
その可能性は低く誰かがメンテナンスをしている可能性が高いです。

シンプロメンテは店舗のメンテナンス全般を手がけています。

何かが起きてしまった時にすぐ駆けつける緊急メンテナンスや

何かが起きる前に事前に点検する予防メンテナンスなどを行なっています。


一回店舗と契約すれば毎回変わる可能性は少ないので手堅いストックビジネスになっていますね。

 

さて、シンプロメンテはこの度乃村工藝社と資本提携及び業務提携を結ぶことになりました。

乃村工藝社の子会社のテスコを

シンプロメンテの子会社として迎えて、シンプロメンテの株を乃村工藝社は10%程度保有することになりました。

つまり

乃村工藝社→テスコ | シンプロメンテ

から

乃村工芸社→シンプロメンテ→テスコ

になるわけですね。

さて、これによりシンプロメンテの業績はどうなるのでしょうか。

今期は55億を予想していますが、テスコはなんと前期89億あります。

ざっくり考えると売上高だけ言えば3倍弱に来期なります。

ただテスコは前期1.1億円の赤字になります。今期のシンプロメンテの予想は1.5億の黒字ですので

単純に考えたら0.4億です。思いっきり減収です。
冷静に考えてテスコが赤字に転落したのは売上減少ということは、稼働率が悪くなったことが原因かと思いますので
シンプロメンテは増収が続くのでありましたら、テスコに仕事を回せば稼働率も上がり利益が向上されることが予想されます。

まぁ、予想と言いましても実際にどうなるかはわからないです。ただの交流のない足し算だけでしたら効果は少ないと思います^^;
ただ、シンプロメンテとテスコが同業になりますのでその効果はどうしても期待してしまいます。
これからも縁の下を支えてくれる企業として応援していきたいですね!^^

     

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