優待株分析

日本モーゲージサービス(7192)の優待拡充と将来の株主数について原田工業から考えてみました

モーゲージローンを展開する日本モーゲージサービスが優待を大幅拡充しました。
  
変更前


変更後

1000円のQUOカード→3000円のQUOカード+長期保有カタログギフト付きに変更です。

素晴らしいです!100株でもらえるのもこれまたいいですね!

日本モーゲージサービスは884円(多分上がるとは思いますが。。)なので10万前後で三年持てば12000円分の楽しみが毎年やってくると考えるだけでうれしくなりますね!

では、経費は大丈夫なのでしょうか?

去年の3月地点では1314名ですので

1314名×3000円=394万2000円になります。

仮に全員が3年保有したとしましても1314×12000円ですので1500万ほどになります。

今期の経常が11億円あるモーゲージサービスにとっては影響がとても軽微なものですね。

これからもずっと続きそうです。良かった!良かった!

おしまい。

 

 

 

 

 

。。。で、終わってもいいのですが1つ気になる事があります。

それは

『100株だけ購入ししっかりガチホしよう』という多数の優待投資家が100株購入し株主数が増えることが容易に想像できます。

その場合どのようになるのでしょうか?

 

似たような事例としまして、原田工業があります。

原田工業は現在株価835円でQUO3000円(長期保有は4000円)だしています。

株主数をみてみますと

2015年の株主数は 1034名なのですが

四季報によりますと2018年9月時点で21213名になっています。約20倍です!!

株価1000円以下のQUOカード3000円は株主数を増やすのには想像以上威力があります。

 

そこで同じような株主数を日本モーゲージがたどると単純に考え、株主数20000名になったとしますと

20000名×3000円=6000万円QUOカードに経費が必要になります。

保有される方はギフトももちろんもらう予定だと思いますので、

(実際はないですが)仮に全員が3年以上保有としますと20000名×12000円=2億4000円分になります。

原田工業よりも日本モーゲージサービスが優待内容が良いですので株価によってはもっと株主数が増えてもおかしくありません。

 

つまり3年後には今期の利益予想の20%以上が優待維持の経費として消える可能性があります。

20%は軽微とはいいずらいです。万が一、家が売れなくなってモーゲージサービスの業績悪くなったときに経営者が優待をやめたら簡単に利益が20%上がります。(もちろんそうなると株価暴落するのでそのような事はしないと思いますが。。。)

そのような状況って株式市場にとって良い事なのだろうか。。。?

と思うのでありました。

今後の展開が楽しみですね!

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