■ベンチャーキャピタルは大変!
自分がチェックしていない株が凄まじい勢いで上がっている場合
どんな材料があったのか気になります。
ということで、
ぼくにとってFVCはそんな感じの銘柄です。
気持ち良いくらいに上がっていますね。
ベンチャーキャピタルは
株式投資と同じで
会社に投資→値上がりを目指す。
というものですが
未公開株に投資というのはIPOを目指す
は難易度がものすごく高いですよね。
IPOまでたどり着ける銘柄なんて一部です。
それを職にされるというのは本当に凄いと思います。
■日本はベンチャーキャピタルが少ないのでは?
ただ、このようなベンチャーキャピタルは日本ではまだまだ少ないわけで
それが日本にはAppleやGoogleできない原因。
というと大げさかもしれないのですが
新しい企業がもっと育つためにはベンチャーキャピタルがもっと盛んになってほしいというは心から思います。
■FVCはZMPに投資してる?
ところでなんで、こんなに上がっているのか?となると
ネットを調べてみたら自動運転ZMP社に投資をしているかもしれない。
それで上場となれば凄まじい利益を上げるのではないか。という思惑からあがっている。
とのことです。
本当にZMPの株を持っているかはわかりませんが
ZMPは人気が出るのは確定ですので
もし持っていたら凄いことになりそうですね。
■FVCがZMPを保有したとして計算
ところで11/28現在のFVCの時価総額は138億円なのですが
仮にZMP株保有していたとしてFVCはいくら儲けるのでしょうか?
そんなのわかるわけないのですが
できる範囲で考えてみます。
FVCの持ち分範囲内での投資金額は
22億円でそのうち株式は18億で58社あります。
18億円÷58社=1社あたり3100万円投資しています。
ホームページには投資先が掲載されています。
http://www.fvc.co.jp/situation/portfolio.html
元の画像もぼんやりして見難いですね^^;
■最大でも投資金額は二億円!?
ZMP社は東京です
東京への投資は全体の15%
業種別みたらコンピュータに当たるかと思いますので11%。
と、なりましたら最大投資金額は18億円*11%=約2億円となります。
ただ、平均3100万の6倍の2億円投資とか分散投資の観点からなにか違うと思います。
そう書くと夢がなくなってしまうので2億円投資したのしましょう。^^;
上場の成功例をみてみる
過去の結果をからみて上場成功したらどれくらい儲かるのでしょうか。
今期はクレステックと中村超硬に投資をしています。
そこで良い結果をだしたクレステックをみてみますと
4.4倍となっています。
ファンドとしては3.7倍になっています。
となりますと。
2億円*3.7倍になりますので7.4億円から経費を引いた金額が儲けとなります。
こう書くと
「おい。yama!ZMPはクレステックみたいな取扱説明書会社より遥かに夢もあるではないか。」
と怒られてしまいそうです。
そこで他社のデータを見てみようと思いまして
大手ジャフコを見てみます。
これを見ますと最近は3倍-5倍程度が平均になっています。
やはりこの範囲で収まるのではないでしょうか。
ZMPは時価総額が2000億円といわれていますが
■ZMPは上場前の資金調達額も結構大きいのではないか?
■いい投資はFVCよりも先にジャフコに話がいくのではないか?
そしていい案件はジャフコに回っているのではないか?
といった疑問が出てきます。
ジャフコの未公開株保有金額は
日本株で255億円です。
FVCの15倍の金額保有です。
ただ、今まで書いたのは
あくまでぼくの推測ですので外れることも多々ありますよ。^^;
どちらにしろ、ベンチャーキャピタルは
一度投資が成功して売却したら来期はその売上は成り立ちませんので
また新しい会社に投資する必要があります。
そう思うと本当に大変な仕事だと思います。
なので日本を支えるためベンチャーキャピタルにはもっともっとがんばってほしいですね!
2016/11/14追記 上場が決まりましたので続編のブログを書きてみました。こちらもどうぞ。
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