化粧品銘柄が概ね好調です。
むかしと比べたら富裕層でなくても、ふつうにおしゃれできる層が世界中で増えていますしこれからも増えていくと思いますので業界しても明るいのかなと思います。それに「美」に限界がありません。これかも成長しそうな気がします。ということで化粧品銘柄をくらべてみました。
比較銘柄
資生堂(4911)
コーセー(4922)
ポーラHD(4927)
花王(4452)
今回は大手ということで。
ただ大手でなくてもハーバーとかアジュパンコスメなどで比べても面白そうです。書いてみようかな。。。
◆売上、経常は来期見通しより、BPS,PBRは今期実績より計算しています。時価総額はグラフ作成時6/7のものになります。◆
1.時価総額と経常利益をくらべてみました。
花王は利益は高いけど時価総額は資生堂が一番です。コーセーと花王も近い時価総額ですね。
2.PER、PBRをくらべてみました。
こちらも資生堂が人気です。最近の株価上昇の影響ですね。
コーセー、ポーラも大型ながらPER40ほどありますね。
3.ROA、自己資本比率をくらべてみました。
こちらは花王が一番ROAがいいですね。自己資本比率はそこまで問題はなさそうです。
4.増収率と経常増益率をくらべてみました。
花王が他より割安なのは過去の増収率が良くないから。というのがここでわかります。
資生堂の前期経常は371億→803億とグラフ飛び出ていますね。
しかし、今期予想はどこも5%程度の増収率で今までの伸びとは違います。これが控え目なのかそうでないかで許容株価が変わってきそうです。
5.ROEと経常/売上をくらべてみました。
コーセー、ポーラの利益率の高さがわかりますね。
6.配当利回りと配当性向をくらべてみました。
ポーラは利回りも高く配当性向も高めです。とはいえ、1.5%程度なので配当期待で買うというのはなさそうです。
まとめ
資生堂(4911)・・・一番人気の大企業ですね。一番人気の理由がシェアがあるからなのか大きいながらも増収率が継続できそうという期待なのか。
コーセー(4922)・・・いろんな意味で資生堂とポーラの真ん中の企業にみえます。高レベルの争いですね。
でも今年はほんとに鈍化してしまうのか気になるところです。
ポーラHD(4927)・・・前期までの増益は見事でそれに準じた評価に思います。でも今年はほんとに鈍化してしまうのか気になるところです。
花王(4452)・・・花王は1兆4000億の売上のうち化粧品コスメは6000億円程度ですのでほかより割安になっているのかもしれません。でも、6000億円の売上はコーセー、ボーラより上です。総合企業だからこそ見にくくなっているのかもしれません。だから増収もほかより弱かったのかな!?
どの企業もこれからも頑張ってほしいですね!