初めに
この記事は結果的に以前書いたフリークアウトの続編になります。(^^;)
IPOしたときにはあまり評価が高くなかったLINEですが最近の値動きをみていたら堅調な値動きをしています。IPOでは上場ゴールのチャートも多い中これは立派なのではないかとおもいます。
ただ現在の時価総額は約1兆円です。
もしPER30としたら330億は純利益が必要となります。
今までLINEは純利益を42億円しかあげたことがないのです。そこで、将来急激に利益が増えることがあるのか妄想してみました。
ここ一年をみてみますとLINEの売上はコンテンツより広告の伸びが凄まじいです。これからも広告がLINEを引っ張っていきそうです。
広告の中身をみてみましたら今までLINEの公式アカウント&スタンプなどのメッセンジャー型広告がメインでしたがパフォーマンス型が増えています。
パフォーマンス型(運用型広告)はLineAdPlatformのサービスが6月から始まってますので売上としてはこれから伸びていく可能性があります。
http://m.japan.cnet.com/story/35083571/
現在広告の売上が126億円なのでここから少なくとも3倍になる必要が今の時価総額では必要になるかと思います。(3倍に深い意味はありません(^^;))
Lineの運用型広告はM.T. Burnが行っています。
M.T.BurnはLINEとフリークアウトの会社です。LINEにとっては連結子会社ですね。
そこでフリークアウト側の資料をみてみます。6月の投資利益は7000万です。それも6月だけ突出しています。LINEは2倍なので1.4億円ですね。
1.4億円×12ヶ月ですと16.8億円です。
確かに大きな増益になりますがこれだけではLINEの規模から考えたら全然少ないですね。
で、次のページをみたら次の期から本格的に収入があがると書いてます。前期はまだ本気をだしてないとのことです。
では、本気だとどれくらいなのでしょうか。正直よくわからないので仮に3倍だとしますと
16.8億円×3=50.4億円の利益になります。
これでもまだまだですね。
ただ運用型広告業界はこれからも伸びていくのが予想されてますし
アメリカと比べて普及率もまだまだなのでしばらくは右肩上がりの気もします。
それにLINE NEWSをみてみたらまだまだ広告枠がつくれますのでそれも株価に織り込んでるのかもしれませんし
書いていて、これから利益が爆発的に伸びそうだけど時価総額1兆円の妥当性はよくわかりませんでした。もしかしたら現在は投資フェーズで投資を少なくしたら一気に利益がでるのかもしれませんが。
ただ、スマホ保有者の大半がLINEを利用してまして利益よりインフラの価値が時価総額約1兆円なのかもしれませんね。