株価って希望株価は株主全員持っているはずですが、現実が違うことは多々あります。
ただこの場合、希望株価が欲望株価で
現実株価が適正ということもありますし、そうでないときもあります。
楽天のアベノミクス前の株価水準になりました。
2015年からほぼ右肩下がりですので3年ほどほとんど上がっていないですね。
楽天は予想非開示ですので
PERがよくわからないので計算してみますと
前期は純利益は1105億円ですので
4/26朝時点の楽天の時価総額は1兆1,066億円ですから
1兆1,066億円/1105= PER10 になり
今期上昇するならさらに低くなります。(悪くなれば高くなりますが。)
あまり成長性のない分野の企業や不人気企業ではPER10はよく見る数字です。
ここでプラスの事を書きますと
本当にアベノミクス前と同じ楽天なのか?
ということです。
アマゾンに負ける?と思っても楽天市場は五年前と比べて1.5倍に伸びてますし(1.5倍がいいか悪いかは置いておきます(^^;))
楽天カードでのショッピングは五年で2.5倍です。
それも全体でみても
5年で2倍ほど売上も伸びてますし、利益も投資して1.5倍になっていますので、
しっかり成長している。と言えます。
もちろん成長を織りこんでいるところもありますが
下げすぎの可能性はあります。
ここからマイナス書きます。
でもどうしても気になるのが
『本当に携帯参入がプラスになるのか?』
ということです。
6000億円投資する書いてありますが
そのお金はどこかにあるのかということです。
現金は7000億円保有していて
当然全部使ってという事はないと思いますので
■借入金
■長期間に利益がでたぶん投資
のどちらかだと思います。で、前者と考えると
楽天の借入金は既に1兆157億円あります。
ここから数千億増えるのは結構積極的すぎるのではとも思います。
あと、無形資産が5600億円ありますので
いつ減損するのかというのもありますね。
あとDOCOMOも投資額と比べたら少なすぎる気もします。
ただ、このような事は既に織り込まれているかもしれませんし、そうでないかもしれません。(予想になっていないですね。すみません。)
これからの動きも注目ですね!